神奈川県勢・年度別戦績表(1998年-1)

1998年春 横浜高校、日大藤沢

横浜高校2年ぶり8回目
主な選手 (1)松坂大輔(西武→米・レッドソックス→米・メッツ→ソフトバンク→中日→西武)・袴塚健次(2年、関東学院大)・斉藤弘樹(2年)、(2)小山良男(亜大→JR東日本→中日)、(3)後藤武敏(法大→西武→横浜)、(4)松本勉(2年、法大)、(5)常盤良太(東海大)、斉藤清憲(帝京大)、山野井成仁(国際武道大)、(6)佐藤勉(帝京大)、(7)柴武志(関東学院大→東京ガス)・堀雄太(関東学院大)、(8)加藤重之(日大→日立オートモーティブシステムズ)、(9)小池正晃(横浜→中日→横浜)
対戦成績 2回戦6-2報徳学園
報徳学園 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2
横浜 0 0 0 1 1 0 4 0 X 6
1998h1.bmp 松坂が最速151kmで甲子園デビュー。4回裏、2塁エラーで出塁した松本を小山が送り、続く後藤が左前タイムリーで1点を先制。5回裏、先頭の佐藤がライト線2塁打を放ち、2死から柴が右中間3塁打で1点を追加。7回裏には、1死から加藤が左前安打で出塁し、交代した報徳・南が2四球を与え満塁。松坂が三振で2死となった後、小山の右前安打、後藤の右中間2塁打と続き、計4点を奪う。最終回、1死2塁から投球が単調となったところを報徳・米田に左中間3塁打、鞘師に右前打を打たれ、計2点を失う。相手投手:松村充弘(関西学院大)−南竜介(2年、横浜→ロッテ)−光原。
3回戦3-0東福岡
東福岡 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
横浜 0 0 0 0 0 1 1 1 X 3
1998h2.bmp 6回裏、小山・松坂の連打で先制。7回には小池の中前打で加点し、8回裏、後藤が弾丸ライナーの本塁打。松坂は、13奪三振2安打で3塁を踏ませない快投。相手投手:村田修一(日大→横浜→巨人)。
準々決勝4-0郡山
横浜 0 1 0 2 0 1 0 0 0 4
郡山 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1998h3.bmp 2回に松坂が先制打。4回、2死2塁から松本のタイムリーで2点目。盗塁の後、加藤のセンター前で3点目。6回、小池のタイムリーで4点目を挙げる。横浜打線15残塁も、松坂5安打完封。相手投手:竹村和泰(筑波大)。
準決勝3-2PL学園
横浜 0 0 0 0 0 0 0 2 1 3
PL学園 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2
1998h4.bmp 6回裏、満塁から2塁打で2点を先制される。8回表、加藤の2塁打と四球・犠打で1死2・3塁。松坂の3塁ゴロで3塁ランナーがホームを突くと、サード・古畑の送球がランナーの背中にあたり2者が生還。9回には、無死1塁から捕手の牽制悪送球で無死2塁とした後、佐藤のバントが内野安打となり無死1・3塁。加藤がウエストボールに飛びつき決勝点を挙げる。相手投手:稲田学(大阪ガス)−上重聡(立大→日本テレビ)。
決 勝3-0関大一
横浜 0 1 0 0 0 0 2 0 0 3
関大一 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1998h5.bmp 好投手・久保康友との投手戦。2回表、先頭の後藤が左前打で出塁。小池が送って1死2塁から、続く斉藤が左前打で1死1・3塁とし、次打者・佐藤が中前に弾き返して貴重な先制点。関大一も6回裏に2死3塁の同点機をつかんだが3塁走者・中本が三本間に挟まれてアウト。7回表1死から柴が右翼線に長打コースの当たりを放つと、関大の右翼手がリバウンドの処理を誤り柴は3塁を陥れる。続く松阪の打席、制球の良い関大・久保が打者の頭部をかすめる暴投で2点目。さらに松坂は右中間破る3塁打でチャンスを広げると、続く小山の左犠飛で1点を追加。松坂は関大一を4安打完封。相手投手:久保康友(松下電器→ロッテ→阪神→横浜)。
日大藤沢8年ぶり2回目
主な選手(1)館山昌平(日大→ヤクルト)、水口好美(日大準硬式)、野本啓太(日大準硬式)、吉田孝弘(明大)、(2)菅原康(横浜商大)、(3)五十嵐徹也(中大)、(4)中川英俊(日大→松下電器)、(5)鈴木善明(帝京大)、(6)宮田和則(日本大生物資源科学部)、(7)荒木拓人(立大)、(8)寺嶋宏貴(早大)、(9)田山知幸(明大→相模原クラブ)
対戦成績 2回戦6-3近江
近江 0 1 0 0 0 2 0 0 0 3
日大藤沢 2 1 0 0 0 2 0 1 X 6
1998h1b.bmp 1回裏、日大藤沢が鈴木・田山の連続タイムリーで2点を先行。2回表に1点を返されるが、2回裏、荒木の内野安打から館山の3塁打で1点を加える。6回に4安打で同点に追いつかれるが、その裏、敵失と四球から宮田の3塁打で2点を勝ち越す。8回にも相手エラーで貴重な追加点。相手投手:木谷寿巳(東北福祉大→王子製紙→楽天)−文政彦(東海大)。
3回戦4-2豊田西
日大藤沢 1 0 0 1 0 1 0 0 1 4
豊田西 1 0 0 0 1 0 0 0 0 2
1998h2b.bmp 初回表、先頭打者・中川のセンター前安打から犠飛と四球で1・2塁とし、4番菅原のセンター前で1点を先制。1回裏、無安打で追いつかれるが、4回表、2塁打の田山が五十嵐の内野安打で3進し、荒木のキャッチャーファールフライで本塁突入、1点をリード。5回裏、失策で出たランナーをスクイズで返され再度同点に追いつかれる。2−2の同点で迎えた6回表、山田が死球で出塁後、盗塁に成功。2死から荒木が右前にタイムリーで勝ち越し点を上げる。9回表にも山田の2塁打と犠飛でダメ押し。野本→館山(5回から登板)のリレーで1安打完封。相手投手:永谷賢一(同大)・松下克也(慶大→KDDI)。
準々決勝4-3高鍋(延長10回)
高鍋 0 0 0 0 0 1 0 0 2 0 3
日大藤沢 0 0 0 0 0 2 0 1 0 1X 4
1998h3b.bmp 高鍋・矢野投手から3死球。3回には中川・寺嶋が連続死球。寺嶋は退場となる。6回表、四球の走者を内野安打と2塁打で返され1点を先制されるが、その裏、四球の菅原を田山の3塁打で返し同点、さらに1死から荒木の内野安打で逆転する。8回に1点を加え1−3とリードするが、9回表、四球と2内野安打、盗塁などで同点に追いつかれる。3−3の同点で迎えた延長10回の裏、高鍋の3番手・佐山から6番・五十嵐徹也がセンバツ史上13人目のサヨナラホームラン。相手投手:矢野修平(広島)−矢房−佐山。
準決勝3-5関大一
日大藤沢 1 0 0 0 0 2 0 0 0 3
関大一 3 1 0 0 1 0 0 0 X 5
1998h4b.bmp 控え投手、吉田孝弘が初先発。初回、寺嶋が四球で出塁後、鈴木の2塁打と菅原の犠飛で1点を先制するが、その裏、3四球を与えた後、6番・大谷の3塁打で3点を奪われる。2回には内野安打等で1点、5回にも2塁打2本で1−5とリードされる。6回表、相手のエラーで2点を返し、その裏からエース・館山を投入するが、好投手・久保康友の前に後続が無く準決勝で敗退。相手投手:久保康友(松下電器→ロッテ→阪神→横浜)。
《関大一のその後》決勝●0-3横浜
甲子園決勝戦横浜高校3-0関大一松坂が5試合で618球を1人で投げ抜き、3試合を完封する。神奈川県勢の優勝は、法政二とあわせて3度目。横浜高校は25年ぶり2度目の優勝。横浜の公式戦連勝記録が25に。投手:松坂大輔(西武→米・レッドソックス→米・メッツ→ソフトバンク)−久保康友(松下電器→ロッテ→阪神→横浜)。
出来事松坂、22安打、43奪三振で神奈川県勢として選抜大会25年ぶりの優勝。島田商業、57年ぶりの甲子園復活(敦賀気比に緒戦敗退)。ペスト4に大阪2校(PL・関大一)、神奈川2校(日大藤沢・横浜)。神奈川決戦は実現せず。甲子園58勝のPL学園・中村監督が勇退。日本航空高校が開会式前夜に食中毒に見舞われる事件。関大一高が69年ぶりの出場で準優勝の快挙を遂げる。京都西の三好剛主将が開会式で史上初の手話による宣誓。 今治西が2回戦・東筑戦で大会新記録となる1試合8二塁打を放つ(大会タイの1イニング4二塁打もマーク。)
主な選手 【春】 ◇PL学園:平石洋介(同大→トヨタ→楽天)・古畑和彦(亜大)・大西宏明(近大→近鉄→オリックス→横浜→ソフトバンク)・石橋勇一郎(松下電器)・福島寿雄(青学大)・井関雅也(青学大→東芝)・稲田学(大阪ガス)・本橋伸一郎(日大)・上重聡(立大→日本テレビ)・三垣勝巳(東京農大生産学部→三菱ふそう川崎→三菱自動車岡崎)◇浦和学院:南真人(青学大)・小板佑樹(東洋大→ホンダ)・秋山和也(東洋大→日本航空電子)◇岡山理大付属:山田和孝(駒大→福山市役所)・大北裕人(2年、JFE西日本)◇沖縄水産:新垣渚(九州共立大→ダイエー→ヤクルト)・大城直也(九州共立大→新日本石油ENEOS→沖縄電力)・宮里康(駒大→朝日鋼管工業)・糸数雄樹(富士大→住金鹿島)・稲嶺誉(東京農大生産学部→ダイエー)・知念大成(九州共立大→新日本石油ENEOS→沖縄電力)◇関西学院:福島勇也(関西学院大)・岬英利・西尾崇・平野雄也・森本正志・小坂晋平・大西英生・岩崎守宏・寺田良輔・松永賢明◇関大一:久保康友(松下電器→ロッテ→阪神→横浜)・西本雅成(明大)・大谷重雄(関大)・中本真教(関大)・横山央宣(関大)・紺谷保孝(関大)・穂積雄司(関大)・工藤和樹(関大)◇岩国:武石修・末本幹貴・松永智之・原元仁・山田隼人(2年)・成定祐治・橋本宗幸・重元康児・篠塚暁彦・川野孝行◇京都成章:古岡基紀(中大→ヤマハ)・田中勇吾(関大)・大家光司(桃山学院大)・吉見太一(立命館大→サンワード貿易→西武)・中神竜也(名城大→かずさマジック)・牧野隆史(京都教育大)・澤井芳信(同大→かずさマジック)・林良樹(仏教大)
◇京都西:木元啓統(京都学園大)・山口修平(龍谷大→デュプロ)・三好剛(近大)・小西徹哉(城西大)・太田耕造(大谷大)・松下大祐(仏教大)・戸島裕太(神戸学院大)◇近江:木谷寿巳(東北福祉大→王子→楽天)・文政彦(東海大)・桂田雄巨(岐阜聖徳大→JR東日本東北)◇郡山:川原大介(同大→大塚製薬)・山田征史朗(関西学院大)・蓼雄介(関西学院大→デサント)・長野賢二(大阪教育大)・竹村和泰(筑波大)・北原諭(慶大)◇光星学院:中村功(三菱重工名古屋)・赤井和哉(大阪経法大)◇広島商業:亀川裕之(法大→三菱重工横浜)・田中龍二(JR西日本)・小田耕三(広島経済大→リースキン広島)・花崎達也(広島経済大→ワイテック)・長崎清一(法大)・三浦大典(早大)・三浦謙二郎(日体大)・大下謙二(近大)◇高鍋:矢野修平(広島)・奈須耕一(法大→東芝)・平原美仁(明大)・杉田友樹(専大)・小澤正隆(国士舘大)・矢房・佐山◇国士舘:山本篤史・松本匡(国士舘大→アイリスオーヤマ)◇今治西:藤村太地(同大→新日鉄広畑)・柳瀬寛明(早大)・高木慎一(東海大)・阿部敏光(帝京大)・黒河達也(独協大)・福井芳郎(関大)・柿見信太郎(関西学院大)・四之宮周平(大阪経済大)・大本亮介(甲南大)◇出雲北陵:松ノ下和也(サンジルシ醸造)・松原亮・杉山格規・田中勇気・深浦健太・小野勇也・田中俊行(2年、甲賀健康医療専門学校→一光)・手銭秀和・高本辰也・吾郷大輔◇樟南:後藤明彦(三菱重工横浜)・山口穣(国士舘大→デュプロ)・上野弘文(2年、トヨタ→広島)・有馬智(第一経済大)・永田弥(第一工大)
◇常総学院:山田隆夫(独協大)・柴一之(米・カブスルーキー)・久保正芳(東洋大)・赤根久之(日大)・榎本彰士(高千穂商科大)◇新発田農業:加藤健(巨人)・富樫和大(川崎製鉄千葉→日ハム)・松田和寿(平成国際大→オール飯豊)◇仙台育英:大瀧俊也(JR東日本東北)・堀江雄也(2年、JR東日本東北)・岸柳彰(東北福祉大→バイタルネット)・小畠貴(東洋大)・佐藤雄次(東洋大)◇創価:小谷野栄一(創価大→日ハム→オリックス)・藤本厚志(創価大)・若松善隆(道都大→シダックス)・絵鳩隆雄(創価大→ヤマハ)・奥田大(創価大→東京自彊術クラブ→茨城ゴールデンゴールズ)◇島田商業:小松辰圭・御園生博章(駒大→JR東海)・安松祐介(帝京大)◇東筑:井生崇光(広島)・和ア正二(慶大→JFE東日本)・堺博文(同大→東芝)・伊藤太祐(京都教育大→バイタルネット)・和崎正二(慶大→JFE東日本)・小島誠二(福岡教育大)◇東福岡:村田修一(日大→横浜→巨人)・大野隆治(日大→ダイエー→ソフトバンク)・田中賢介(2年、日ハム)・渡辺克郎(立大)・丸岩祐介(神奈川大)◇徳島商業:佐々木正詞(亜大→日本生命)・山田康介(大阪ガス)・中江拓雄(同大)・坂井潤也(龍谷大)・加島正一郎(愛知学院大)◇苫小牧東:須貝浩・寺沢聡・松田大輔・山口貴弘・後藤優也・横谷健・小笠原大和・斉藤暁促・西村岳起・友杉優◇敦賀気比:東出輝裕(広島)・東哲平(三菱自動車川崎→北陸監督→敦賀気比監督)・金森久朋(創価大→西多摩クラブ→楽天)
◇日本航空:松本拓也(近鉄)・小平浩一(日産車体京都)◇報徳学園:松村充弘(関西学院大)・南竜介(2年、横浜→ロッテ)・村井大慈(大阪体育大→西濃運輸)・米田甚哉(近大)・鞘師智也(東海大→広島)・神垣俊行(明大)・光原逸裕(JR東海→オリックス→ロッテ)・大角健二(立命館大→報徳学園監督)・鳥井口裕(京都産業大)・深草一浩(福山大)◇豊田西:松下克也(慶大→KDDI)・寺田記央(慶大→トヨタ)・永谷賢一(同大)◇北照:沢口健士(国学院大)・米野智人(2年、ヤクルト→西武→日ハム)・大西日出弥(JR北海道)◇明徳義塾:高橋一正(ヤクルト→日立製作所)・寺本四郎(ロッテ)・藤本敏也(拓大)・谷口和弥(同大)◇鈴鹿:浜田慎也(愛知学院大)・平山哲也(京都産業大→佐川印刷)◇横浜:松坂大輔(西武→米・レッドソックス→米・メッツ→ソフトバンク→中日→西武)・小山良男(亜大→JR東日本→中日)・後藤武敏(法大→西武→横浜)・小池正晃(横浜→中日→横浜)・常盤良太(東海大)・加藤重之(日大→日立オートモーティブシステムズ)・柴武志(関東学院大→東京ガス)・斉藤清憲(帝京大)・山野井成仁(国際武道大)・佐藤勉(帝京大)◇日大藤沢:館山昌平(日大→ヤクルト)・寺嶋宏貴(早大)・野本啓太(日大準硬式)・吉田孝弘(明大)・菅原康(横浜商大)・五十嵐徹也(中大)・中川英俊(日大→松下電器)・鈴木善明(帝京大)・荒木拓人(立大)・田山知幸(明大→相模原クラブ)



戻る