16 花束贈呈
新郎・新婦の両親が、出口側に立ち、花束贈呈を受けます。
最後のスピーチが終わった段階で、宴会係が花束を用意し、新郎・新婦と両親が対面する位置に立たせるのが普通です。
校歌等で最高潮の盛り上がりから、一気に感動シーンに切り替わる場面です。
【ポイント】
- ここで、目頭が熱くなるかどうかで、披露宴全体の印象が決まります。
- かといって、余りにも“お涙頂戴”の台詞は、逆効果。
- 披露宴では目立たなかったご両親にグッとズームインし、その心境を拝察する言葉をさりげなく言うのが共感を得るポイントです。
【文例】
皆様方と新郎新婦を囲み、楽しく未来を語り合いますうちに、いつの間にか、お開きの時間が間近となりました。
ここで新郎新婦が、胸にあふれる感謝の気持ちを託し、ご両親へ花束贈呈をなさいます。
これまで、会場の片隅から、静かに披露宴を見守ってらっしゃったご両親。立派に成長された我が子をどんな心境で見つめてらっしゃったのでしょう。おそらく、子育のご苦労とともに積み重ねてきた想い出が、今ここに鮮明に蘇っているのではないかと拝察いたします。
それでは、花束贈呈でございます。皆様、幸せなお二人を、今日まで立派に育て上げられました、ご両家のご両親に暖かい拍手をお願い致します。