4 開宴
(1)開宴の言葉
新郎・新婦の入場完了後、披露宴(式)を始める旨の宣言を行います。
新郎・新婦が着席しても、新婦の裾直しに時間をとるので、これも宴会係の合図を待って行いましょう。
【ポイント】
- 入場・着席後の一番“引き締まった”時間です。「雲ひとつない青空」「実りの秋」など、しゃれた季節言葉による前振りをした後、おごそかに始めましょう。
- くれぐれも、名前や続柄の部分は間違えないよう、区切って丁寧に読みましょう。
【文例】
雲ひとつない青空の中、めでたく愛の誓いをされたばかりのお二人が、ご媒酌人ご夫妻とともに着席なさいました。
それではただ今より、○○家○男○○さんと△△家△女△△さんの結婚披露式並びに結婚披露宴を始めさせていただきます。
(2)自己紹介
(1) からの連続となりますが、自分とアシスタントの紹介を行います。
【ポイント】
- ここは、謙譲語の連発となりますので、舌を噛まないようによく練習しておきましょう。
- いくら慣れていても、ここだけは“けなげ”に振舞いましょう。
【文例】
私、新郎とは○○以来の友人で、○○と申しますが、本日の司会進行役を仰せつかりました。何分にも不慣れなことでございますので、至らない点も多々あるかと存じますが、今日の佳き日に免じていただき、皆様のご協力の下に、精一杯頑張りたいと存じます。どうぞ、よろしくお願い致します。