Rシステムの幻想



投稿者:多聞町さん  投稿日:09月09日(日)

 マルチの削減方法は私の知っている限りでは以下の3種類に分類できるのではないかと思います。

a.対称型・・・Rシステム、SRシステム等
   2等あるいは3等を保証しながら数列的に規則正しく買い目を抽出する削減方法。

b.比率型・・・xlsランダム等
   各試合毎の勝敗比率を考慮して買い目を抽出する削減方法。

c.範囲型・・・Fシステム等
   出目の発生範囲や波乱試合数またはジンクス等で買い目を抽出する削減方法。

 話題のバラ買い理論は一見Rシステムとほぼ同じようなマトリクスを用いておりますが、自分の
 軸予想から大きくはずれた買い目も削減することで購入口数をさらに減らしていることから考え
 ると、a+c のハイブリッドタイプだと思われます。
 また、とっとっと購入法は b+c のハイブリッドタイプだと考えられます。

 私は寡聞にして知らない購入方法がいくつもあると思いますので、「上記の分類以外にもマルチ
 の削減方法があるよ」という意見があればお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
   

投稿者:多聞町さん  投稿日:07月14日(土)

 削減システムは2等以下の当選確率をUPさせるか、というと必ずしもそうとは言えないと
 思います。

 典型的な例として「狭義のRシステム」(toto勝つチョ!で頒布されていたもの)で説明しま
 すと、Rシステムとは、マルチで1等、2等が当選した場合に芋蔓式に当選する2等、3等
 を他の買い口に振り分けることで、同じ投資金額で見かけ上(気分上?)の買い目を幅広く
 する方法と言えます。つまり、こういった賭け事で最も重要である、当選金の回収率(統計
 学では期待値と呼びます)については、マルチであろうとRシステムであろうと全く同じで
 あり、当選確率そのものも(芋蔓式に当選するものまで含めると)口数に完全に比例してお
 ります。

 また、予想のし易さですが、同じ金額を投資した場合、例えば、

     マルチ   W−2,T−2  3600円
     Rシステム W−5,T−2  3600円

 となりますが、3等狙いの場合、母体のダブルおよびトリプル部分が全的中であると

     マルチがシングル部分9試合を2試合外しまでOKなので、  144通り
     Rシステムがシングル部分6試合を1試合外しまでOKなので、 12通り

 の間違いが許されます。これとRシステムがマルチよりも3試合分ダブルを多く賭けられる
 ことを比較すると、どちらの方が本当に予想し易いのか、考え込んでしまう結果だと思いま
 せんか? 
 ただしRシステムの場合、2試合外しでも3等当選確率が13%ありますが、これはさらに
 運頼みですし・・・。

 もちろん、各チームの実力差等を考慮すると完全には上記の考え方通りではありませんが、
 支持率通りにいかなかった試合が相当数あるので、大筋では上記の通りだと思います。
 私の印象では波乱、順当に関わらず、予算と楽しみ方に応じて使い分けるべきだと思います。
 あくまでも1等狙いならマルチですし、2等以下でもかまわない場合に当選の喜び重視で予
 算が2〜5千円程度ならRシステム、3等でもかまわず予算が1〜3千円程度なら3等保証
 のSRシステムといった感じでしょうか。当選金額重視(例えば5万円程度を確実に、とか)
 なら、順当、波乱でマルチとRシステムを使い分けるのもいいかも知れません。

 結局、削減システムとは、低予算である程度幅広く予想を立てられるようにすることで、予
 想と事後の答え合わせの楽しみを広げる方法と捉えるのが良いと思います。
   


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