三岐鉄道 ED45形 4次車
ED45形(458)←ED5000形(5001)
 1950(昭和25)年6月、東芝府中工場で製造された東武鉄道ED47形ED471であるが、1955(昭和30)年にED5000形ED5001と改番された。このスタイルは、後に製造されたED5010形(日立製)・ED5060形(東芝製)などにも受け継がれた。1978(昭和53)年11月に廃車になったものを三岐鉄道が譲り受けて、名鉄住商工業鳴海工場で右運転台化、重連総括制御装置取り付けなどの改造を施して、翌年7月に入線した。三岐鉄道入線後、デッキ手摺などが改造された。
 入線後15年近くED5000形ED5001のまま使われてきたが、1993(平成5)年7月、性能的に同じで共通運用のED45形に編入されED458となった。しかし、外観は他機とは大きく異なり、コーナーが角ばっていること、側面通風口がないことなどで容易に区別できる。また、他機より若干短い。台車はTT50であったが、1993年4月廃車になった東武鉄道ED5060形のTT54を譲り受けて交換した。しかし、TT54はTT50より大きく、エアータンク・ブレーキシリンダーと交錯するため位置を変更している。1986(昭和61)年2月には、他機同様ATS機器が取り付けられた。
2016.8.13 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 主電動機 出力(kW) 牽引力(s) 歯車比 台車
ED5000 5001
(竣功時)
12650×2720×3960 45.45 MT-40B 142×4 4960 17:72 TT50
ED45 458
(現在)
12650×2720×3960 45.45 MT-40B 142×4 5440 17:72 TT54
車輌画像
伊藤光宏氏 撮影

ED5001

撮影日不明

保々車両区

ED5001

1985.12.18

保々車両区

ED5001

1993.5.28

保々車両区

ED458

2002.6.28

東藤原

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