小野田セメント ホキ3100形
ホキ3100形(小野田セメント(現太平洋セメント)藤原工場で活躍した車輌のみ掲載)
(3100〜02)・(3148〜57)・(3191・94〜96)・(3261〜63)

 ホキ3100形3100〜02は1961(昭和36)年10月に東洋電機製造・東洋工機で製作されたホキ4100形(2代目)4100〜4102で、1963(昭和38)年7月にホキ3100形に改番された。その後もホキ3100形として東洋電機・工機で増備された。小野田セメント私有車としては、ホキ3148〜57(1963=昭和38年9月製)、ホキ3178(1964=昭和39年5月製)、ホキ3179〜87(1964=昭和39年4月製)、ホキ3188〜91(1964=昭和39年7月製)、ホキ3192〜95(1964=昭和39年11月製)、ホキ3196・3261〜63(1964=昭和39年12月製)、ホキ3264〜66(1965=昭和40年2月製)、ホキ3267〜70(1965=昭和40年3月製)がある。35トン積セメント専用エアースライドホッパ車で、30トン積のホキ3500形よりやや長くなり、ホッパ形状は長さ8400mm、幅2440mmである。
 製造当初、ホキ3100〜02・48〜50・78・92〜96は国鉄伯備線石蟹駅常備、ホキ3151〜57は東藤原駅常備、ホキ3179〜91・3261〜70は相模鉄道厚木駅常備であったが、小口輸送の需要に合わせて各地を転々とし、最終的にはホキ3100〜02・48・49・94〜96・ホキ3261・62が東藤原駅常備、ホキ3150〜57・79〜91・ホキ3263が相模鉄道厚木駅常備、ホキ3178・92・93が国鉄日豊本線津久見駅常備、ホキ3264〜70が豊橋鉄道三河田原駅常備となった。初期と最終しか書かないと出てこないが、ホキ3150・91・ホキ3263も1960年代に東藤原駅に配置されていた。
 ホキ5700形やタキ1900形に比べ、35トン積ということで効率が悪く、1981(昭和56)年11月にトップナンバーのホキ3100が清水工業へ売却されたのを最初に、ホキ3194・ホキ3264も移籍して西濃鉄道猿岩駅常備となった以外は、1983(昭和58)年9月〜1987(昭和62)年1月に全車廃車解体されている。
 最後まで清水工業のドロマイト輸送で活躍した3輌も、ホキ3100・94が1985(昭和60)年11月、ホキ3264が1989(平成元)年11月に廃車となり、1997(平成9)年に西濃鉄道内で解体されて形式消滅した。(吉岡心平氏ホームページ「私有貨車外観研究所143偏」参照)

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2006.11.21 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 荷重(t) 実容積(m3) 台車 備考
ホキ3100 3100〜02 10900×2596.4×3710 17.20 35.00 33.50 TR41C
3148〜57 10900×2596.4×3710 17.20 35.00 33.50 TR41C
3191・94〜96 10900×2596.4×3710 17.20 35.00 33.50 TR41C
3261〜63 10900×2596.4×3710 17.20 35.00 33.50 TR41C
車輌画像
宮坂達也氏 撮影

ホキ3101

1981.4.

伊勢治田

坂内定比古氏 撮影

ホキ3262

1984.1.21

豊橋鉄道 花田貨物

清水工業
ホキ3100

1996.2.11

西濃鉄道 昼飯

清水工業
ホキ3194

1992.2.11

西濃鉄道 昼飯

清水工業
ホキ3264

1992.2.11

西濃鉄道
美濃大久保

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