三岐鉄道 セ1形・ヲフ600形
セ1形(1〜8)・ヲフ600形(600〜603)
 セ1形・ヲフ600形は1914(大正3)年に天野工場(現日本車輌製造東京支店)で製作され、足尾鉄道で活躍した古河合名会社(現古河電気工業)所有の私有車で、1918(大正7)年6月鉄道院に買収され足尾線(現わたらせ渓谷鉄道)となった。この際、テタ2980形2980〜2987・テタフ490形490〜493と改番された。1920(大正9)年5月に鉄道省と改称、さらに1928(昭和3)年にも改番されセ1形1〜8・セ600形600〜603となった。鉄道省で廃車となったものを1932(昭和7)年5月に譲受しセ1形1〜8・ヲフ600形600〜603として竣功した。その後、1937(昭和12)年3月にすべて東武鉄道へ譲渡されヲ61形61〜68・ヲフ1形1〜4として竣功している。

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2012.7.12 更新
主要諸元(推定)
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 荷重(t) 実容積(m3) 軸距 備考
セ1 1〜8 6453×2159×1778 不明 10.00 6.0 3505
ヲフ600 600〜603 6148×2159×2984 6.02〜6.55 9.00 5.5 3658
車輌画像
浦田慎氏 所蔵

東武鉄道ヲ64

1938.

撮影地不明

浦田慎氏 所蔵

東武鉄道ヲフ4

1938.

撮影地不明

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