俵・叺・りんご箱

 藁製の菰と桟俵を円柱状に組み上げた容器で、米などの農産物や炭の輸送に用いられました。米の質量単位「俵」(60kg)の由来でもあります。収蔵品は、地元農家の方による手作りレプリカです。

叺(かます)
 藁製の筵(むしろ)を二つ折りにして縫い合わせ、袋状にした容器で、昭和30年代頃まで農水産物や肥料、鉱産物などさまざまな品物の輸送に用いられました。収蔵品は藁製品製造業者によるレプリカです。

りんご箱
 オリジナルは昭和40年頃青森県碇ヶ関の佐々木操商店がりんご(国光)の出荷に用いていたもので、収蔵品はラベル、ステンシルともにオリジナルを忠実に復元したレプリカです。当時の標準的なりんご輸送容器で、青森県などのりんご産地では現在も同じ規格の物が近距離の出荷に使用されています。  
2016.8.13 更新

俵・叺

2013.8.10

貨物鉄道博物館

叺・りんご箱

2008.11.2

貨物鉄道博物館

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