日本AEパワーシステムズ シキ160形
シキ160形(160) 【寄贈:(株)日本AEパワーシステムズ】
 ■製造年:1955(昭和30)年 ■製造所:日本車輌製造
 ■収蔵日:2007(平成19)年7月6日

 本形式は富士電機製造の大型変圧器輸送用として1輌のみ製造されました。荷台は無く、分割構造となった荷受け梁の間に積荷を固定し、前後の車体の間に吊り下げて輸送する方式で、吊り掛け式大物車と呼ばれます。本車は吊り掛け式大物車としては初期のもので、リベット接合を併用した車体が特徴ですが、台車と荷受け梁の間にある枕梁部分は、1961(昭和36)年に改造されたため、溶接構造となっています。後に240トン積のシキ600形が登場した後も、100トンクラスの変圧器輸送に長らく活躍し、2002(平成14)年に廃車となりました。

■2010(平成22)年10月、国立科学博物館「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」登録
2016.8.13 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 荷重(t) 実容積(m3) 台車 積荷
シキ160 160 23756×2613×3372 37.80 130.00 3-3軸 変圧器
車輌画像
日本AE
パワーシステムズ
シキ160

2007.7.16

貨物鉄道博物館

日本AE
パワーシステムズ
シキ160
分割状態

2007.7.6

貨物鉄道博物館

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