日本石油輸送 タム500形
タム500形(2920) 【寄贈:笹田昌宏】
 ■製造年:1958(昭和33)年 ■製造所:日本車輌製造
 ■収蔵日:2003(平成15)年10月25日

 本形式は1931(昭和6)年に製造が開始された15トン積ガソリン専用タンク車で、その後30年間にわたり2軸タンク車としては最多の620輌が製造され、各社で使用されました。本車が製造された1958(昭和33)年当時、主力はボギータンク車のタサ1700形やタキ3000形で、本車は少単位の輸送用でした。後年はガソリン以外の輸送に転用された車が多く、本車は信越本線支線の沼垂駅常備ですが、実際には山陽本線の岩国駅を基地として僚車の2932号とともに最後のタム500形として亜硫酸パルプ廃液輸送に活躍し、2000(平成12)年に廃車となりました。 
2016.8.13 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 荷重(t) 実容積(m3) 台車 積荷
タム500 2920 8800×2530×3755 12.00 15.00 21.10 2段リンク ガソリン
車輌画像
日本石油輸送
タム2920

2003.10.25

貨物鉄道博物館

日本石油輸送
タム2920

1998.3.2

四日市市末広町内

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