鉄道省 ワ5490形
ワ1形(5490)
 ■製造年:1906(明治39)年 ■製造所:新潟鐵工所
 ■収蔵日:2004(平成16)年6月17日
 本形式は初期の10トン積木製有蓋車の代表形式で、のべ9000輌以上が在籍しました。ほとんどは明治時代の小型有蓋車を10トン積に改造したもので、本車は北越鉄道(現在のJR信越本線の一部)の7トン積有蓋車でした。国有化後、大正時代半ばに10トン積に改造され、さらに昭和時代に車体の柱を鋼製に改造していますが、台枠や木製の引戸に明治の面影を感じることができます。本形式は老朽化により昭和20年代に廃車が進み、1962(昭和37)年度に全廃となりましたが、一部は私鉄に譲渡され、本車は滋賀県の近江鉄道で使用されていました。
2016.8.13 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 荷重(t) 実容積(m3) 台車 積荷
ワ1 5490 調査中 7.30 10.00 不明 シュー
車輌画像
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貨物鉄道博物館

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