西濃鉄道 ワフ21000形
ワフ21000形(21120) 【寄贈:西濃鉄道(株)】
 ■製造年:1934(昭和9)年 ■製造所:汽車製造
 ■収蔵日:2003(平成15)年5月24日

 本形式は1934(昭和9)年から6年間で775輌が製造された国鉄初の鋼製有蓋緩急車で、戦後も1980年代まで活躍しました。2人乗務用の広い車掌室が特徴で、小口貨物の荷扱いを行う職員の添乗を可能としています。2トン積の小さな貨物室は、他の貨物との混載に不向きな鮮魚などの小口貨物用で、冷蔵車のように床には荷摺木と排水口を設けています。本車は製造銘板から最初期グループのワフ21000〜21019のうちの1輌と推定され、1977(昭和52)年に岐阜県の西濃鉄道へ移籍後は、同社のワフ21120として貨物列車の推進運転時に用いられました。

■2010(平成22)年10月、国立科学博物館「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」登録
2016.8.13 更新
主要諸元
形式 車号 最大寸法(長巾高) 自重(t) 荷重(t) 実容積(m3) 台車 積荷
ワフ21000 21120 7830×2640×3680 9.30 2.00 11.90 2段リンク
車輌画像
西濃鉄道 ワフ21120

2013.8.27

貨物鉄道博物館

西濃鉄道 ワフ21120

2013.8.27

貨物鉄道博物館

西濃鉄道 ワフ21120

1992.2.11

美濃赤坂

西濃鉄道 ワフ21120
車掌室内

2013.9.5

貨物鉄道博物館

Copyright (C) Satoshi Nanno. All rights reserved