阿部みどり女

昼畳七夕様の塵を掃く

流したる七夕竹やたはれ波

秋風の樹を空にしてベンチあり

海面に雨粒置けり秋の潮

釣をする燈台下の秋の潮

外の灯が障子にさして旅の秋

碇泊の艦の灯にじむの海

秋航や光をもらす艦の胴

秋燕にはるかなる海光りけり

踏切ベル霧の奥より虫の如

小波の如くにの遠くなる

末枯れの多摩の流れは垣の上を

深く山を覆ひぬビル灯る

貼りかへし障子に雨の昨日今日

家ひろし庭ひろし母と秋迎ふ

羽織りたる衿がたちをりやゝ寒し

誰彼の痩せてすこやか秋暑し

青空に小鳥飛ばされ初嵐

松虫や子等静まれば夜となる

鉦叩風に消されてあと打たず

ひつそりと起きて草取る秋の風

神棚に仏壇に燈を月の宿

牡鹿半島秋雲を着ていとかすか

秋深み朝夕山を母として

萩を刈ることがのこされ冬隣

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