阿部みどり女

月下美人一分の隙もなきしじま

月下美人あしたに伏して命あり

吾亦紅淡路女の忌の遠く近し

桔梗の蕾をぽんと鳴らしけり

沼の水月を動かし渡る

松伐られゆく麓より威銃

草原のごと海の展けし秋の夢

佛前に供ふ霜月の山龍膽

死を悼むこころを縛す夜長かな

落鮎を争ふ鷺のありにけり

秋の空日々好日を願ふのみ

神佛の我家にひとり秋深し

白芙蓉一日一日を大切に

空一杯鰯雲なり夢の中

友の訃に山怖しく秋の暮

蜻蛉の四枚の薄羽秋の風

蜻蛉の影には翅の光りなし

海の香とたうもろこしを焼く匂ひ

秋愁や白雲むらがり海の紺

雨音に馴れしこのごろ九月かな

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