阿部みどり女

大玻璃の霧家々を遠くしぬ

群れ入りし小鳥胡桃にまぎれけり

声出せば鈴蟲鈴を振り出しぬ

岩菲插す濃霧の山の水を汲み

神に水佛に線香秋深む

曼珠沙華野を思はする庭の土手

太陽を厭ふが如し曼珠沙華

秋の雨いよいよ森を夜に誘ふ

草の雨一歩踏み出す足袋白し

栗鼠渡る秋深き樹を皆仰ぎ

花よりも濃き紅の茎秋海棠

ななかまど小鳥のための實となりし

野の花は野の花の品冬隣

蜂蠅の遊び場となる乱れ菊

唇の荒れの久しく冬来る

曼珠沙華二本づつ立ち雨の中

大雨に朱の糸くづさず曼珠沙華

菊の蜂部屋をめぐりて菊日和

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