阿部みどり女

初冬の大塵取に塵少し

わが影消えてあたりの枯芒

時計見てベンチを立てりの人

冬鴉黒点となりいつまでも

アドバルン北風はらみ下ろさるゝ

北風の大門稀に開くかな

鑿の音師走をきざむ如くなり

仲見世に来て大年の月を得し

観音様のお水屋に売る注連飾

校倉は堅く閉ざしての宮

大木とベンチがありての園

人を得て火鉢はなやぐ時雨宿

五重の塔の朱は朱からず冬日落つ

夜半の燈の我に親しき風邪かな

玄関に厨にさとき風邪の耳

出逢ひたる人もそゝくさ師走

かけ通す涅槃図のありの寺

旅一と日短きことよ枇杷の花

山眠り孫は大きく育ちけり

山近く山の日つよし麦を蒔く

犬屹と遠ちの枯野の犬を見る

電線の光とぎれて冬の野へ

子規 漱石 龍之介 碧梧桐 虚子 鬼城 泊雲 亜浪 山頭火 普羅 放哉 風生 水巴 蛇笏 月二郎 石鼎 喜舟 しづの女 かな女 万太郎 犀星 久女 淡路女 青邨 秋櫻子 素十 夜半 麦南 悌二郎 鷹女 多佳子 青畝 耕衣 茅舎 汀女 三鬼 草田男 不死男 誓子 草城 爽雨 不器男 立子 林火 楸邨 静塔 鳳作 たかし 素逝 波郷
俳句 春の季語 夏の季語 秋の季語 冬の季語 短歌 歌枕
古事記の中の和歌 懐風藻 万葉集 伊勢物語 古今集 後撰集 拾遺集 源氏物語の中の短歌 後拾遺集 金葉集 詞花集 千載集 新古今集 新勅撰集 おくのほそ道 野ざらし紀行 鹿島詣
和歌と俳句