阿部みどり女

人の踏む桜落葉の日斑かな

旗立てし草家二軒に降りし

はりつめし人の面に冬日かな

肩かけをとりてニュースに立ちどまる

号外を見つゝ冬日を来る二人

雪虫の掌をはなれとぶ命かな

霜焼にかこつけ嘘をいふあはれ

だんだんに軒端の雪の黒く急

山腹にかたまり凍つる墓石かな

汝を世に送る大いなる夜の師走

一握の雪沈丁に日脚のぶ

初冬や童はつゝそでをぴんと張り

しぐれ鏡の林しぐれけり

母つれて熱海の宿に返り花

霜除すあるじがのこせし牡丹に

雪降らす雲かや窓に動きそむ

夫婦してわき目もふらず年木結ふ

潦そのまゝ寒の水となる

子等去りて芝生俄かに冬ざるゝ

霜強き日のあたゝかさばらにあり

母を中に冬の燈下の旅ばなし

釣人に怒濤のしぶき冬の海

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