阿部みどり女

目つむれば五体ゆるみぬ立冬後

折鶴蘭鏡にうつり虎落笛

枯菊に帚塵取休みをり

山繭のひつかかりゐる枯枝かな

日の光り雪とも見ゆる流れかな

長壽かつら一葉一葉に師走の日

松島に一夜を明かす冬の蝶

年惜しむ太陽うつるにはたづみ

耳も目もたしかに年の暮るるなり

返り咲く最も小さき犬ふぐり

食べ残す鳥の赤き實壺に插す

川凍てて枯木の影も凍てにけり

葉つき蜜柑卒壽過ぎたる掌に

まなうらに寒の障子の青みかな

氷柱雫下葉に受けし氷柱かな

熊鷹の巣作りはじまる雪の山

小春日や眼底までも光りけり

わが声も忘るるほどに冬籠

九十の端を忘れ春を待つ

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