夏目漱石

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冷かや人寐静まり水の音

鳥つついて半うつろのあけび哉

いたつきも久しくなりぬ柚は黄に

骨許りになりて案山子の浮世かな

病んで来り病んで去る吾に案山子

藪陰や濡れて立つ鳥蕎麦の花

熟し人癒えて去るや温泉の村

柿紅葉せり纏はる蔦の青き哉

就中竹緑也秋の村

数ふべく大きな芋の葉なりけり

新らしき命に秋の古きかな

逝く人に留まる人に来る雁

鶏頭に後れず或夜月の雁

思ひけり既に幾夜の蟋蟀

過ぎし秋を夢みよと打ち覚めよとうつ

朝寒も夜寒も人の情かな

顧みる我面影やすでに秋

暁や夢のこなたに淡き

ぶら下る蜘蛛の糸こそ冷やか

肩に来て人懐かしや赤蜻蛉

渋柿も熟れて王維の詩集哉

つくづくと行燈の夜の長さかな

一叢の薄に風の強き哉

雨多き今年と案山子聞くからに

一つ枝に残りて烏哉

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