うさぎの極北・サケびたり旅 しょのイチ
朝から太陽が眩しい三連休初日、9/17の朝の9時、うさは荷づくりにヨネンがありましぇんでちた。今日は楽しい極北旅行の出発日。ちかも、大分から福岡空港まで車で来るご姉妹が、うさぎマンションまでうさをお迎えに来てくりるのでし。うれちーぃ!
うさのお家は福岡空港から原付で15分、お車で10分といったところ。出発は11時50分だけど何があるか分からないし、連休だから早めにチェックインちた方がいいしね。ららららーん♪
とか、ユっているうちに、シアワシのピンポンが鳴りまちた!うわぁーい、まあこしゃま、かまたーん!迎えに来てくりてありがとぉ、んでね、うさと旅行に出かけてくりて、本当にありがとおでし!すり、すーり。
「うさちゃん、おはよう。あ、凪さんも」
びよーんと元気よく飛びついたうさをお二人はナデナデちてくりまちた。うさの後ろにはスーツケーをカラコロ引いた凪しゃんが居まちたが、しょの日の四時まで原稿とプリントアウトをちていたので、ものしゅごーくヨタヨタでちた。
「お願いがありますー。途中でゆうパック出したいのでローソンに寄ってくださいー」
「それは構いませんが、ローソンが何処にあるのか分かりませんよ」
「ナビしますー」
優しいまぁこしゃまとかまたんに甘えて、うさぎ一座の旅の始まりでし。
「あ、そういえば、今日はジャンプの発売日です!」
まぁこしゃまが気づかれて、うさうさのお耳もピキーン!佐々木しゃまと対峙しゅるひーちゃんの勝敗はどうなったかちら、ドキドキ。
空港の途中のローソンに寄って、ゆうパックと郵便を出して、うさたちはおジャンプを覗き込みまちた。おおっ!ひーちゃん、ひーちゃーんっ!
「マンガって素晴らしいね、うさ」
凪しゃんが何やら感慨深くユいまし。そうでしねぇ、史実の佐々木しゃまと土方しゃんなら、こーゆーコトにはならないでちょうねぇ。今井しゃんもねぇー。
史実でユえば佐々木しゃまは幕臣を選りすぐって結成された幕府見廻組の実質的な責任者で、坂本竜馬の暗殺グループ実行犯の指揮者とユわりていまし。暗殺者は複数だったのでしが、実際に刃をつけたのは今井しゃんだと、維新後の尋問で今井しゃん本人が告白ちていましの。んでも当時の『自白』にどれだけの信憑性があるかは分からないし、土佐系のシトたちは、『キサマのような売名の徒に坂本さんが斬られるものか』と、今井しゃんの自供を認めよーとしましぇんでちた。
「ボス、ボス格好いいよ、ボスー」
「スクちゃんはゼッタイ、ちょっと前を歩きますね。この関係はロマンだなぁ」
「ボス格好いいーっ!」
わいわいとうさぎ探検隊はテンションを上げてから福岡空港へ向かいましー。駐車場は手配が遅くてね、ターミナルに徒歩2分の便利なところはもう満車だったの。ターミナルまで送迎になっちゃうけど一泊800円のところを手配いたちまちた。しょこまで往路はうさがナビしましね。はい、右に折れて、次は左よー!
「いらっしゃいませ」
無事に駐車場へ到着ぅー。かまたんの銀鮫号しゃん、こりから二泊、ここでお留守番ちていてネ。おいちぃものたくさん買ってくるからねぇー♪
銀鮫号しゃんにサヨナラちて、駐車場の送迎車に乗って、うさぎ探検隊、しゅっぱーつ!
しゃて、ここで今日の日程を、整理ちておきまし。
参加者は、うさと、大分支部長である姉・まぁこしゃま、支部長補佐である妹・かまたん。そりにオマケの凪しゃんでし。
9/17の11時50分に福岡空港を出発、新千歳空港への到着は14時過ぎ。そりからレンタカーを借りて、レンタカー屋しゃんのすぐそばにある『サーモンパーク千歳』にて、北の大地へ回帰しゅる鮭しゃんと、ごたいめーん!
そりから車で札幌へ。お夕食は佐藤水産直営のオールドリバーか、ガトキン近くのラムフィレか、でしねぇ。
「ら」
ら?
「ラムフィレ、あげいん♪」
かわゆく笑っておっしゃるまあこしゃまに、うさはイエスとお答えいたちまちた。この前、四月に食べたラムフィレステーキを、まあこしゃまが気に入ってくりてうれちぃな♪かまたんもそりでいいでしか?
「おお、姉の日記で写真を見せられるだけだった、ラムフィレー!」
よろちぃよぉで、ナニヨリでし。そりから温泉に入って、小樽のお宿を目指しまし。チェックイン予定時刻は22時にしているから、途中でふふら、遊んでも大丈夫でしよー。
しょんで、ほんじつのご旅行のご予算は。
まあこしゃまの「お供でマイル」で飛行機代が往復で26000円(往路はクラスJ)。宿泊が一泊3500円なので二泊で7000円。そりにレンタカーが保険をたっぷりかけて10500円なので一人当たり3500円。合計、37500円でーし!
福岡発・小樽宿泊、3連休を使っての二泊三日の旅行とは思えないこのお値段は、うさうさの努力のタマモノでし(ジガジサン)。レンタカーを予約ちたのは5/22でホテルを予約ちたのは6/13なの。うさ頑張ったのー!
「まぁ、お安い」
「うさちゃん頑張ったね。ありがとー」
ご姉妹に褒めてもらえてナデなりて、うさはとーってもいいキモチ。らんらん、うさたちは福岡空港に到着。荷物を預けて、ラウンジに行きまちょうね!
「はぁーい」
「まぁこさん、往路はクラスJだからグローバルクラブのカウンターが使えるのでは?」
まあこしゃまは出張やイベントや旅行やご親族のお見舞いを重ねた結果、去年、JALのクリスタルカード保持者にならりたのでし。ちなみにウチの凪しゃんは今年は資格がありましぇん。無料航空券は回数にカウントさりないからネ。
「使ってみてください!」
朝は寝てるんだか死んでいるんだか分からない凪しゃんが力強くユいまし。このシトはナンでもお話のネタにしよーとしゅるシトでし。その間違ったアグレッシブさに押されて優しいまあこしゃまは、カラコロを引いて人気のないグローバルクラブのカウンターへ行かれまちた。頑張れー。
「ねぇねぇ、鮭、たくさん帰ってきているといいですね。川の中をサーモンが泳いでいるなんてウソみたいー」
嬉しそうにおっしゃるかまたんの、瞳は食欲に輝いてマシ。
「本当に。でも川の中に居るのはもあブナ(婚姻色)が出ていて、身は痩せて美味しくないそうです。腹の中の卵や白子に栄養がまわってしまっているから」
「じゃあ川に入ってきたのはおなかの中が食べごろってことですね!」
「そういうことです」
うーむ、食欲が繋ぐ友情、ナンと嬉しそうな二人。手荷物検査の列はほんの5人くらい。まぁこしゃんと凪しゃんがキャッキャウフフしている間にさくさくと進んで行きまし。うさはまぁこしゃまが心配なの。凪しゃんの肩から背伸びをちて見ると。
……あ。
「まぁこさんが追い返されてる」
「あら、どうしたんでしょう。姉が荷物を引いてこちらへ来ていますね」
並んだ列が違ってお話は出来ないけど、カートをよちよち引きずってまぁこしゃまは戻って来られまちぃたの。
「受け付けさせてもらえなかったのかな?」
「いや、クリスタルカードのクラスJだから大丈夫の筈です」
「機械の故障とか?」
「もしかしてナメなれたのかも」
「まぁこさん、若く見えますからねー」
あ、うん。そり、有り得なくはないとうさも思いまし。
まぁこしゃまは立派な社会人なんだけど、お顔が優しい上に若く見えるので『そのへんのネーチャンが迷い込んできたよ』的な扱いを受けることが、ないでもないカモちりないでしー。うーん、うさが眼鏡を掛けてカバンを持って、センセイとお予備ちてお供について行けばよかったかちら。うぅーん。
「あ、今度はあっちに並ばされた」
「遅くなった上に動き回らされて、ナニカの罰ゲームみたいですね」
「無駄なご苦労をさせてしまいました」
しょんなことを話しているうちに二人の手荷物は預かってもらえまちた。終わって振り向くと、チェックを終えたまぁこしゃまが係員しゃんにナニかを仰ってまし。そりから誘導さりてグローバルカウンターへ。でもグローバルカウンターの、一つしかない窓口には係員しゃんに何かを相談ちているおじしゃまが居て、まぁこしゃま待機が長かったの。とうとう、あいているファーストクラス用のカウンターに案内さりて、やっと受付を終わられまちたのでし。
「お、お待たせ、しましたー」
とんでもないでしの。取材のご協力ありがとぉでちた。んで、ナニがどーなってあんなだったのでしか?
「グローバルクラブのカウンターに最初に行ったら、あちらにお並び下さいって、言われてしまって」
おお、かわいしょうにー。
「言われるとおりに一度はしたんですが、ここで退いたら凪さんの取材を手伝えないと思って、X線検査が終わった後でおねーさんに、クリスタルクラブのクラスJなんですがあちらのカウンターは使えないのでしょうかって聞いたら、どうぞって言われて……」
ううっ、我が家のロクデナシの為にお気遣い、ありがとぉでしーっ!
「うさちゃーん、あたし頑張ったのー!」
うんうん、頑張ってくりまちた。
「あははははー」
「はははははー」
「ナメられましたねぇー」
「おねーちゃん、おやくそくぅー」
と、思いやりなく笑う二人は放っておこうね。うさはまぁこしゃまに心から感謝ちていましっ!
「うーさーちゃーんー」
うさの、お耳を揺れているのは、笑いを堪えているからではありましぇん。風が強く吹いているからよっ!
しょんなこんなで、みんなへカードラウンジへ。かまたんは福岡空港のラウンジ初体験とのことでちた。ま・かまたんは大分空港の近くに住んでましからね。今回は極北行きなので直行便の関係上、福岡出発なのでし。
福岡空港のラウンジ『くつろぎのラウンジTIME』はフリーのお客様も525円で入れまし。ふかふかソファに新聞や雑誌が用意ちてあってフリードリンク、または一本のビールがつきまし。国内で、たぶん一番、お安いラウンジじゃないでちょーか。普通は1000円とか1500円とかでしからねぇ。
「ビールをお願いします」
と、凛々しくユわりたのはかまたん。きゃーっ、男らしいでしーっ!
「私はソフトドリンクで」
「いいですよ、凪さん、飲んでも。私が運転しますから」
優しいことを、まぁこしゃまはユってくだしゃったけれど。
「ありがとうございます。でも、まぁ、一応の予備のために」
うちのヨタコケ凪しゃんより、まあこしゃまのほーが100倍は頼りになるドライバーしゃまでし。が、まぁでも、急病や急な眠気は、よくあることでしの。もちもの為に禁酒しゅる凪しゃんでちた。かまたんはここまで銀鮫号を運転ちてきたから飲んでいいのでしよーん♪
「残念、もう、パンはありません」
「あ、チョコとおかきとピーナッツがある。嬉しい」
「こちらの瓶入り牛乳が妙に美味しいんですよ」
ジュースとビールと牛乳で、旅の無事を祈っての乾杯、でーし♪