はぁい、みなしゃまこんばんは!アナタの舌と胃袋の恋人、うさうさぎ、でし。前回の更新でラムフィレステーキに関することを「うさのお友達のおうち」に丸投げちたら、お叱りのおメールをいただいてちまいまちた。ごめんなしゃい。うさは三年前にも感想書いているのでしが、まじゅはそちらを引用さしぇていただきましー。

 

引用ココカラ……

                 

 お席に案内ちてもらいまちた。Mらしゃまはステーキ丼、なきうさ・ますたぁのSしゃまはチキンソテー、凪しゃんは。

「ラムヒレのサイコロステーキを」

 極北らちぃモノを頼みまし。ラム肉にもヒレがあるんでしね。もちろんあるんでちょうけど、南国ではそもそも羊しゃんが食べれないし。馬ならスーパーで買えて、猪と鹿なら『あります』の看板が凪しゃんの家の近所に立っているのでしが。

「ごはんはいりません。代わりに、ヴァイセン」

 おろ?

 凪しゃんの視線は壁の一角を向いていまちた。しょこには地びぃるの生びぃるの瓶がずらりと並んだ、ポスターが張ってありまちた。こういうモノは決して見逃さないオンナ・凪しゃん、でし。

 しょうこうしゅるうちに、Sしゃまの旦那しゃま・クマしゃんがお仕事を終られて、いらっしゃーい!お車で乗り付けられたクマしゃん、こんにちは!クマしゃんは優しくて人当たりがいいふかふかなおシトでし。でも言う事に容赦がなくて面白くって、うさうさはダイスキ!

 みんなでマンマを注文、待つことしばし。やがて運ばれてきた、鉄板と丼。

「……うわぁー」

 一番、迫力があったのは、Mらしゃまが頼まれたステーキ丼でちた。余計なものは一切なし、どん!と盛られた丼のごはんの上に、どかん!と、焼かれて切れ目を入れられたステーキが二枚!

「凄い……」

 お値段は1000円くりゃいだったよーな。こんなお値段でこんな豪華なステーキ丼が食べられるなんて、やっぱり極北は豊かなの。うさうさ、今度はこりを頼もう!

「や、野菜が欲しいよぉ……」

 もぐもぐと食べるMしゃま、美味しいけど苦しいと呻いておらりまちた。Sしゃまへ運ばれたチキンソテーも、皮がパリッと焼けていて、とっても美味しそうでちた。えーっと、780円だったか、880円だったか。凪しゃんのラムヒレのサイコロステーキは、ちょっとだけ頑張って1180円か、そりくらいだったデシ。が。

「……サイコロ?」

 極北のサイコロはエスプレッソを飲むデミダスグラスよりも大きいのでちょうか。しょちて200ページを越える新刊を二冊重ねたよりも厚いのでちょうか。そりが四個も、コロンというよりゴロン、と、鉄板の上に並んで、じゅうじゅういっていまし。

「……おいし……っ!」

 一個を三分の一に切っておクチに入れた凪しゃんが感激。どり、うさにも食べさしぇてみなちゃい。お口も胃も大きな凪しゃんの『一口大』の三倍の塊から、うさ用にきりきり。ぱっくん。

 ……ん、きゅーっ!

 お、おいちぃ、でしっ!

 牛肉のヒレとは違う、ラムのラムラムでし。ビーフのヒレより脂がちょっとあるかな?でもラムの脂はアジが濃くておぃちぃよね。うっすら塩コショウで下味、そりに和風のステーキソースをかけられた、ラムヒレのサイコロ(?)ステーキしゃん、おい、ちぃー!

 鉄板のつけあわせはミックスベジタブルとポテト。りぃずなぶるなふぁみりーレストランなのにおいちぃよぉ。あむあむ。ああ、シアワシ。こりだから極北へ来るのは止められましぇん。むしゃ、むしゃ。ごく、

「すみません。ヴァイセンのお代わりをお願いします」

 ビィルを追加ちた凪しゃんとうさうさは、ラムのヒレしゃんを夢中で食べまちた。どりほど夢中だったかは、クマしゃんがちっと遅れて頼まれたモノがナンだったのか、全く思い出せないくらい、自分の目の前のマンマに夢中でちた。ふきゅう、シアワシ……。

 

 

引用ココマデ……

 

 

 基本的には前回と同じデシ。ただ、「サイコロ」という表記はなくなっておりまちた。あの大きさはどー見てもサイコロではなかったので正確な表記に戻ったともいえまし。

普通、サイコロステーキというと成型肉であることが殆ど、しょの代名詞とさえいえまし。が、そもそもヒレには成型肉が成立しないので、よーしゅるに、このお店でサイコロというのは、「小さく切ってあるよ」という意味だったと思われまし。が、某・ペッパーナントカの某・157騒動で「サイコロステーキ」の印象がムチャクチャに悪くなったせいかもしりましぇーん。

 運ばれてきた鉄板の上の、じゅーじゅーラム肉は、細長い棒状であるフィレを『ざくざくっと肉の繊維と直角に切りました』という形状をちていまし。食べるには三分の一にギコギコ、切り離さなければなりましぇん。お行儀の悪い凪しゃんは最初にナイフで分割作業を済ませ、後はお箸でむしゃむしゃ頂きまちた。中身はけっこうなレアレアでし。中心は、はっきり生っぽい部分もありましのー。

 コチジャンの混ざった醤油風味のタレを漬けて、そりではいただき、まーしっ!

 ぱくっ!

 むきゅーっ!

 最初の口当たりは歯ごたえのある繊維質。固いというほどではないけれど、キュッと締まったフィレの歯ごたえデシ。そりをんくっと噛むと中心の生々しいところがありまし。生々しいラムのフィレは柔らかくって、甘みとコクがあって、そりが表面の焼けた部分とお口の中で混ざり合って、うきゅーん!!

 おいちぃ、おいちぃよぉー。食いしん坊のまぁこしゃまをして、サーモンファクトリーを捨てて、『らむふぃれ・あげいん♪』と呟かしめた、美味しさが、あるのーっ!

「あ……、おいし……」

 ラムフィレ初体験のかまたんも一生懸命に食べてくりていまし。気に入ってくりたご様子でヨカッタでし。最初に来た時はね、付け合せはミックスベジタブルだけで、ポテトとか平打ちのパスタとか、こんなにおされではなかったけど、そりでもうさは、とーっても気に入ったの。

「これ……、ユッケとかなら、どれだけ美味しいでしょう……」

 うん!うさも、うさうさも、ラムのユッケを、食べてみたかったでしーっ!

「ユッケは、ユッケ、あ、あぁああぁぁぁー」

「いまどきですからね、仕方ないです。最近は生食用としてちゃんと処理された馬肉さえ、スーパーに置いてないんですから」

「そういえば凪さんは、かまたんが年末に送った馬肉を……?」

「ええ、いただきました。表面を一センチずつ切り落として、一回ごとに包丁を熱湯とアルコールで殺菌して、中心部を」

 どうしたのかは、このご時勢でしから明言できましぇん。ご想像にお任せいたしまし。しょの時期は某・食中毒の前でしが、ジビエを含む肉の処理に関しては妙に知識深いウチの凪しゃんは、冷凍後に表面を削り落として、細切れにちて卵黄とネギを混ぜ、白いごはんに載せてお醤油を掛けていただきまちぃたの。とろける旨さでちたー。

「いいなー。家では母が、百貨店でソレ用に売ってあるのじゃないとイヤって言って、それでは食べさせてくれませんでした」

「もと看護師さんでは、そうでしょうね。それが正しいですよ。知人の医師には生野菜さえ食べない人が居ます。確か森 茉莉さんも、医者でもあった父上の森鴎氏に、生は果物さえ食べてはいけないと言われておられたよーな」

 そこまで承知で、なのにどーちて、アナタはソレを食べるのよ凪しゃん。

「私はまぁ、食欲に巡視した蜀山人の仲間ですから」

「えー、死んだらイヤですよー」

 ううっ、こんなロクデナシに、ナンて優しいお言葉を!ありがとぉーっ!

「もぐもぐ。それにしても、このお値段で、すごいー」

 うーん。うさもそりを、ちっと不思議に思うことが、あるのー。

 東京の浜松町でよく食べる炭火焼のランチが180グラムだから、このラムフィレステーキはどー見ても200を軽く越えていると思うのデシ。

 んでね。ラムのフィレって通販ちたら、100グラム400円くらい、しゅるのね……。

 まぁしょこは、上代と下代、売価と仕入値の間は相当のひらきがあって、こーゆーお店は直接仕入れで原価は一般の販売価格よりじゅーっと低いでちょうけど、そりにちても、お安いでし。もぐもぐ。

 美味しいものを食べているときに特有の、ANNA食事タイムの沈黙〜。

「ふぅ、おごちそうさまー」

「ああ、美味しかったー」

「姉のブログで見せびらかされるだけだった恨みがちょっと薄れましたー」

 ちょ、ちょっとだけでしか?まだ残っているの?

「残ってますよー。余市のニッカウィスキーとか、空港のユックとかー」

 にっこり微笑まれて、うさうさは、タジタジ。えっと、あの、と、とりあえずお風呂に入りに行きまちょう!

 というあたりで冷や汗かきつつ話をごかまして、うさの夜は暮れていくのでちたー。

 

 

(補完・ココマデ)

 

 

 お風呂あがりにアイスを食べて、カーナビをセットちて、うさ一行は小樽へ向かってゴー、でーし。札幌市の郊外から小樽運河の畔までナビの示した所要時間は1時間と15分。そりが何故だか52分で到着ちた理由につきまちても、うさうさはチンモクを守りマシ。国道五号線は道警のドル箱とのこと、しょりだけは気をつけまちたのデシ。

「駐車場はどうしましょう?」

 前回、4月の旅行でもレンタカーをかっ飛ばしたまあこしゃまとうさは、近隣の道路がちょっと分かるのデシ。

「ホテルに駐車場はあるんですが一泊1000円で、しかもタワー式だから出すのに待つんですよね。予約できなかったし。あ、満車……!」

「ぐるっと回って戻りましょうか。ソニアの横の、24時間まで700円のコインパーキングが空いていたら、それが一番、便利で安いですよー」

 小樽は観光地だけあって、駐車場がなかなかにお高いのでしが、しょんな中にも奇跡ということは起こりまし。小樽駅からも運河ターミナルからも微妙な距離の『タイムズ小樽色内第3』は金額上限があって、ちても24時間で700円というお安さデシ。細長いけど奥から抜けれるからバック出庫じゃないので、そりなりに出しやすくて入れやすいしねぇー。ぐるっと回ってしょっちに行くと、おお、空車!ちかも一番停めやすい一番手前が空いてましっ!

「ラッキーっ!」

「うさぎ探検隊の幸運にバンザイー」

 お車を駐車場に入れて、荷物を取り出して、歩道をテクテクうさたちは50メートルほど歩きマチタ。今回のお宿はホテル・ソニアではなく、ほてる・のるどなのでし。ソニアはなかなか値段を下げなかったからね。

「ノルドというと、あの大きなホテルですよね」

 うん、しょーでしよーん♪

「まぁ素敵なロビー。小樽運河のホテルはみんな旧貴族の館風というか、調度品にお金がかかってますね」

 開業は平成8年、概観はすばらしいでしねぇ。んでも、中身にはあんまり期待ちないでね。一泊素泊まり3500円の安い宿泊だから、狭いお部屋に放り込まれても文句は言えない本日のうさたちなの。

「立地がすばらしいし、寝るだけですから狭くても構いませんよ。ベッドが三つあればそれだけで十分です。お風呂にも入ってきたし」

 ま・しょのとーりでしの。うさぎ旅行企画が泊まるホテルは、『一流ホテルに1200015000円払ってのクラブルーム』か、『35005000円のビジネスか』に大別さりていまし。今回はお値段からちてはっきりとビジネスでし。ふきゅきゅーん。

 鍵をいただきまちた。五階でちた。展望にもお部屋にも、何一つ期待せずにエレベーターに乗って、うさたちはお部屋にたどり着きまちた。ん?奥まっていて、角部屋でしね!こりは大騒ぎちても大丈夫でしっ!

「夜に騒ぐ日が、わたしたちに来るでしょうか」

「酔うと眠っちゃう人ばかりですからね」

 というかぁー、夜には部屋で酒盛りと決まっている、その前提に基本的な問題がー、あるのは分かっているけれどー、誰も解決ちよーとはちないのー。

「うんしょ、えいっ。よいしょ。明かりを点けますよー。……あれ?」

 あ、れれ、の、れ?

「あら、お広い」

「うん。これは30uありますね」

 お部屋は中央のサイドボードで、寝室と、応接セットのスペースに仕切られておりまちた。今回は3人だからソファのひとつはベッドになっておりましが、二人ならテーブルを挟んで向き合ってという、狭いながらもリビングのスペースがとられてまし。

「お風呂が広くて洗い場がありますよー。トイレは別です」

「トイレが二箇所あります。おお、これは便利だ!使いやすい!」

「何時間でもお風呂に入れますね!」

 温水棲生物・ナギンパがしょうユいまちた。何時間、お風呂に浸かっているつもりなのでちょうかー?

「うさちゃん、凄いよ、ありがとう!」

「九月の三連休の小樽でこんなお部屋がこんな値段なんて凄い!」

 きゃうーん。あんまり褒めないでぇー。うさ、テレテレで困っちゃいましよー。調子にのっちゃうデシ。きゅきゅっ!

 ま・荷物を置いて、夜の小樽を散策に行きまちょうー。れっつごう!札幌クラシックのビィルも買わないとね!

「そうですね、行きましょう」

「らららーん」

 夜はこれからの、うさたちにサチアレー♪