うさうさの旅行記

 

 

 おこんにちは、みなしゃまの南国うさうさぎ、デシ。

「アタシが居ないって分かってる日に限定するなんてヒドイ……」

 と、机に泣き伏す凪しゃんの、ドタマの上からこんにちは、でしの。ぺこぅり。

 うさはシアワシィな三日間を、初夏の極北で送ってまいりまちた。うふふ。

 今回も、楽しく嬉しいたびでちた。しょの模様を、お送りいたし、まぁし♪

 

 7/21、土曜の午前10時、うさと凪しゃんは凪しゃんのバイクで空港へ、ぶるるーん。空港はバイクでほんの、10分のところにありまし。ん、凪しゃんの運転がえらく慎重デシ。スピードメーターが35キロを指してピタリと動きましぇん。どったの?

「昨日、一時停止無視で青切符きられた……」

 あららら。まぁ、しょんなこと気にしない気にしない、楽しい旅行の前じゃないでしか。らんらん♪空港でオミヤゲをたくさん買いこんで、るんるん♪でも、今は夏だから、一番喜んでもらえる(気がする)おミカンしゃんがなくてザンネン。しぇめてラーメンを買い込みまし。凪しゃんの薄い財布が許すかぎりぃ~♪

 ヒコーキの出発は1045分ごろ、到着は1250分ごろ、でし。お土産つめこんだお荷物を、あり、凪しゃん?

「手ぶら宅配便、お願いします。札幌市内で、今日中で」

 な、ナンと、預けた手荷物をホテルに運んでもらう、という贅沢をしゅるようでし。どーちたの?反則金でヤケになったでしか?!

9/30までは半額、500円でホテルに運んでくれるんだよ、うさ」

 まぁお得ぅ~♪今回のお泊りは、いつものシャTOレーゼがとれなかったので、札幌駅から徒歩2分の、札幌Aスペンホテル、なのでし。だからお荷物持って移動するとゆってもJR一本なんだけど、札幌駅はいっつも荷物が出てくるのが遅いでしからねぇ。30分待ったこともありまし。きっと空港が広いから仕方ないのでしょう。ふきゅん。

 しょんなこなんで、お荷物をお預け。ふぅ、身軽なうさぎはりぞぉと気分。あ、ビィル売ってる。む、黒モルツが復活?!買ってかってぇ、あれ買ってー!

「だめだよ、うさぎ。ガマンしなさい。北で我らをサッポロクラッシックが待ってるよ!」

 あ、あぁぁあぁぁ、あぁ、しょう、しょうでちた!

 極北には、道内限定のびぃる、キッポロクラッシックというモノがあって、そりはうさうさのお気に入り。喉ごし爽快でしゅんごくおいちぃの。

 ちょーがないでし。うさガマンをいたしまし。身体検査ちてもらって、JALしゃんへ、乗り込みぃ~。お席は7割ほどの埋まりでちた。ANAに対抗して、急遽、発売されたバーゲン航空券でしからねぇ。あ、機内飲み物サービスのおねぇしゃまだ。あの、うさにホットコーヒー、くだしゃーい!

 ごくごく、ふぅ、おいちぃ。しゃて、うさは事も新聞を読むデシ。凪しゃんは西日本を最初もらって、読み終わったら日経と交換ちていまちた。福岡・札幌間は飛行機で約・二時間。東京より30分くらい長いだけなの。距離は倍だけど、高く飛んでスピードを出すから距離より早く着くのでし。あ、サービスのおねいしゃんか戻ってきた。飲み終わったカップをお返しいたしまぁし。おごちしょうしゃまでちた!

「もう一杯、いかがですか?」

 え、いいの?うきゅ、ありがとぉ!コーヒーをお代わりさちてくだしゃいな!ごくごく。ふぅ、こんなのでシアワシな気持ちになれる、うさって安いうさぎだなぁ~。

 しょんなことちているうちに、おヒコーキは新千歳へ。雲のかかっている中を越えて、到着ぅ~。JR新千歳空港駅から札幌までは、35分で1040円、デシ。かたたん、かたたん、列車はうさと凪しゅんを乗せて進んでいきまし。車窓の景色は緑色。初夏の木々が、ふれっしゅ・ふれっしゃなミドリに輝いてマシ。

 極北では、冬には全部の緑色がなくなっちゃうから、毎年の葉が鮮やかで、優しいイロをちているんでちょうね。生まれたての新緑、まるでうさみたいにういういちかったでし!

 ガタタン、列車はうさたちを札幌駅まで運んでくりまちた。荷物がなくって身軽なうさと凪しゃんは、札幌駅と直結の、さっぽろステラプレイスの六階へ!

 しょこはレストラン街でし。奥に、『根室花○』という回転寿司屋しゃんが入ってまし。大盛況のしょこは、お昼時を外しているにもカカワラズ、90分まちの行列でちた。が、うさと凪しゃんはくじけません。なぜならば、狙いは。

「持ち帰りひとつください。初夏のセットを!」

 握り寿司、初夏の北海道の生ネタをそろえた10貫の詰め合わせが、1000円!

 という情報を寄せてくだしゃった、エスタで働くRしゃま、とってもありがとぉ!うさうさ、おかげで、新しいお気に入りのお店が出来まちた!

 持ち帰りは優先で握ってくれまちた。10分待って握りたての折が入った紙袋を手に、うさうさはるんるん、札幌駅をでまちた。

 しょんで、なんかね、びっくりちたよ!札幌駅前に、生のラベンダーが気楽に生えていまちたの!しゅんごおぉおぉーい、びっくり、思わずうさは、近づいてクンクン。こりがラベンダーの生花なのでしネ。くんくん、ホントにいい匂いでしぃ~。

 しょの匂いに包まれながら、札幌駅から殆ど見えているホテルへ、トコトコ。トコトコ。トコ……、ちょっと、凪しゃん、ナニ通り過ぎてるの。ホテルここでちょ?

「あそこにセイコーマートがあるよ、うさぎ」

 あ、本当だ!極北の冬に灯油を売っているセイコーマートしゃん、函館の長谷川スとアと提携ちてブタ串の「やきとり弁当」を発売ちて、うさたちのココロをキュッと絞るセイコーマートしゃん、でし!うさうさ、なぎしゃんと一緒に突入~。北海道ワインしゃんはあるかなぁ?

「……あれ?」

 お酒コーナーで、ぼんやり立ち尽くす、うさうさ&凪しゃん。北海道ワインはなかったの。そりはまぁ、しょーがないの。でもね、シャブリとかシャルドネとか、ナンか、安くて美味しそうな、フランス・イタリア産のワインがしゅごく揃ってるヨ……?

「コンビにでこんなにワインの品揃えがいいの珍しいねぇ」

 でも北海道ワインのポートランドはなかったの。ちかち、めげない、うさ&凪しゃんは、文句をユわずにびぃるコーナーへ移動。サッポロクラッシックを、いっぽん、にほん、さんぼーん♪らんらん♪

 ホテルの門を潜りまし。はじめてお泊りしゅるホテルでしが、入り口にどあ・まんが立っている、わりと高級っぽいトコロでし。ろびぃをトコトコ、フロントにたどり着いてチエックイン。エレベーターに乗ろうしゅると、エレベーターホールに居た、支配人らしきおじしゃまが。

「……」

 満面の笑みをくだしゃいまちた。

 でも、でもね。しょの笑顔、接客というには、ちっと無警戒、かつ全開しゅぎてて。

「ようこそいらっしゃいました。北海道の美味しさを、どうぞご存分に味わってください」

 と、仰る視線が凪しゃんの、オテテのビィルとお寿司に向いていた、気がするのは、キノセイ……?

 

 ホテルに到着ちたのは14時過ぎ。そりから旭川在住のアニウケ人にして、ANNA(タンタナニアソンデンノ)クラブ旭川支部長、Mらしゃまと待ち合わせ。現在、Mらしゃまは、銀英と銀魂にムチュウ。そうして、凪しゃんとの会話は最初、銀英に埋もれていまちた。

「外伝で、ミッタが軍事裁判にかけられそうになったとき、ロイエンタールが『いざとなったらミッタとミッタの妻連れて同盟に亡命するしかないな』って思うじゃないですか。おかしいですよね」

「発想自体がおかしいです。夫婦を逃がすとかじゃなくて、自分が夫婦を連れて逃げるつもりだったですよアヤツ。自分と相手の区切りが分からなくなってます。免疫機構が働いてない。貪食細胞が機能してないんですよ!」

「でも、ホントに亡命してたら、ロイエンタールはまず確実に、ローゼンリッターに入りますよね。亡命貴族部隊なんだから」

「入る可能性高かったですね。……似合いそう」

「シェーンコップが隊長、ロイエンタールが副長」

「別の勝負が始まりそう」

「そして二人の通った後には草も生えない、と……」

 

 

 

                              ツヅク