そりから。

 ロイズの工場へ、連れて行っていただきまちたの。ばぁばぅ!(エンジン音)

 チョコレートで有名なロイズは、チョコレートもおいちぃけど、実は焼き菓子やパンも作っているの。そりもしゅんごくおいちぃの。特にパンはね、クリームと生チョコがたっぷり入ったチョコクロワッサンが140円でね、もぉね……!

 うさは生チョコクロワッサンを買い込みぃ〜。お土産にも買って帰るでぇし♪む、今月の月がわりの生チョコは紅茶風味かぁ。先月はラム酒だったのに。うさ、紅茶も好きだけどラム酒の方がすきぃ〜。ま・ワガママゆってもちょーがないので、定番のシャンパンを買い込みまし。あむ、あむ。

 以前、こりのサントリー山崎を食べたことがありまし。レミーマルタンもありまし。どっちもちゃんとしょの風味が残っててしゅんごくオイチカッタ。冷やしてお口に入れるとね、とろぉん♪うふふふふ。

 他にも、ベーコンエピやジャーマンポテトパンを、買い込みぃ。こりはお部屋でワインのお供。あぁ、うさってホントに贅沢なうさぎだなぁ。パンを買い込んだ後は、セイコーマートしゃんに連れて行ってもらいまちた。函館の長谷川ストアのやきとり(豚串)弁当と提携ちているコンビニでし。ほっとシェフ、というコーナーがあってしょこで焼きたてを作ってくりるの。本拠に比べると種類が少なくて値段が高いけれど、でも、おいちぃの。

「昨日、セイコーマートに北○道ワインがないかなぁ、と思って買いに行ったんです。なかったんですけど、えらくワインの品揃えがよくて驚きました」

 凪しゃんが、しょう言うと。

「あぁ、セイコーマートはもとが問屋で、自社で輸入してますから。北○道ワインはライバル会社になるから、置いてないと思いますよ」

 え……ッ!(うさうさ、びっくぅり)

 しょ、しょうだったのでしか。ふきゅ、ちらなかった!極北の流通に、いっそう詳しくなった、うさ〜。いろんなことを教えてもらって、極北ツウのうさぎと呼ばれることが夢、でしぃ〜♪

 セイコーマートしゃんにコンニチワ。えっと、やきとり弁当をくだしゃい。塩でお願いいたしまぁし。

 焼けるのを待つ間、うさはテクテク、店内の見学。うーん、何回見てもコンビニとは思えないお酒の品揃え。こんなコンビニが南国にもあればいいのに。てくてくてく。あ、噂の豆パン、はっけーん!銀ちゃんが食べていたヤツでしぃ〜。

「そう、だいたい豆パンといえば、こんな風に大きい袋に五個とか六個とか入って、二百円とか三百円とか」

「あたし買います。凪さん、一緒に食べましょう」

 優しいSしゃまとMしゃまがおっしゃってくりまちた。凪しゃんはまだ、豆パンに一抹の疑いを持っているのか、じーっと見つめてまし。甘納豆のお赤飯・ショックを数年を経た現在も、まだ引きずっているようでし。

 お買い物をちてホテルに引上げましの。この時点で、時刻は三時くりゃい。極北のツゥなスポットをこりだけ廻ってもこのお時間、というのはやっぱり車移動だから。JRとバスではこの広い極北を、なかなか征服できましぇんの。ありがとね、エボ君と運転手のクマしゃんと、飼い主のSしゃま!

「ガゥ」

 ホテルのお部屋で、戦利品を広げて、みんなでお茶タイム。凪しゃんは1991年の残りをうっとり、のみのみ。他のシトたちは甘いものでお茶をちておらりまし。む、Mしゃまが豆パンの袋を破って。

「はい、あーん」

 凪しゃんに差し出してくりまちた。しょんなオバチャン、甘やかしてもいいことないでしヨ。そりよりうさを可愛がってくだしゃい。あーん♪

 はぐ、はぐ。こりが豆パンかぁ。……豆パン初体験……。

 んっ、おいちぃ。しっとりパン生地もほのかに甘くて、表面はメロンパンに似ていて、甘いお豆がしょこここに散ってまし。凪しゃんも気に入ったのか文句なく、もぐもぐ食べてまし。Mしゃま、うさにもう一口!

「まぁ、普通ここまで美味しくないけど」

「セイコーマートは豆パンにこだわってますからねぇ。しょっちゅうリニューアルしてるし」

「これ生地に白あんを練りこんであるんですよ。だからしっとりしてるんです。世間の豆パンは、食べると口中の水分を奪われるカンジで」

「そうそう」

 しょっ、しょうなのね。この豆パンはおいちぃ豆パンなんでしネ。うさってシアワシなうさぎデシ。おいちぃものばっかり、はぐはぐ・あむあむちていまし。くぷぅ〜。

 みんなでお部屋で、リラックスしながらおしゃべり。幕末のお話とか銀英のお話とか。あとね、こりは前にお話したことでしが、侍トルーパーのお歌って銀魂にピッタリとうさ思いましの。こーこーろーはさぁむらい♪の一番はひーちゃんのテーマソングでいいと思いまし。二番目、「ビルのタニマの、ツキを仰ぐときぃ〜、瞳はるびぃ♪」というのは、アニメではアルビノの銀さんにぴったり、でし。ふきゅきゅ!

 夜になって、おなかがすいてから、ラーメンを食べて、Sしゃま、Mしゃま、くましゃんとはお別れ。貴重な休日をうさに構ってくりて、とってもありがとぉ!またうさ、遊びに来ましぃからね、そりまでお元気でね!

 バイバイちてホテルへ。今日は一人でお泊りなの。ちっと寂しいな。しんみりうさぎを尻目に凪しゃんは、Sしゃまがくだしゃった極北限定ワインを飲んでるの。きーっ、うさにもーっ!

 ヨッパライうさぎとダシュジンは、しょのまま幸せに、眠りの沼に、ぶくぶく、いたちまちた。

 

 翌朝、月曜日。

 ゆったりまったり、凪しゃんは起きまちた。ホテルのチェックアウトは11時、ヒコーキは14時過ぎだから、九時に起きても時間に余裕がありマシ。長々とお風呂につかり、昨日のお弁当を朝ごはんに食べて、ふぅ、おいちかった。ホントは極北とのお別れに飲みたいけど、帰りの空港からはバイクだから我慢、がまん。うさもちっとお洒落ちて、ホテルをチェックイン。なかなかいいホテルでちた。

 てくてく、札幌駅に行きまし。JRに乗りまし。新千歳空港までは快速で35分、1040円デシ。新千歳空港にとーちゃくちたらまず、駆け込む先はカウンター、ではなく。

「お、おにぎり、まだありますかッ?」

 空港内の佐藤水産の売り場デシ。おにぎり売り場は50メートルほど先に移ってまちた。うさと凪しゃんは、バタバタ。なんとかお目当てのミックスおにぎりが買えたよ!こりで夜ごはんもばっちりでしぃ〜。

 そりからJALのカウンターに行って荷物を預かってもらいマシ。身軽になって、なって……、凪しゃん……。

「なに?」

 なんでしょんなに、荷物おもしょーなの……?

「酒瓶は手荷物で預かってくれないから」

 がっちゃんがっちゃん、お酒を持って、凪しゃんは歩いてまし。ま、いいでしけどネ。本人が好きでしていることデシ。うさはほっときマシ。

 凪しゃんとうさうさは、しょのまま空港のレストラン街へ。新千歳空港でうさのオススメは、「郷土料理ユック・千歳空港ターミナルビル店」というところデシ。

ここも、うさ日記読んでいるシトが教えてくりたの。駅や空港でマトモなものは食べられないさと諦めていたうさは自分のセンニュウカンを反省いたちまちた。そりくらい豪華で、おいちかったのデシ。お値段も、1000円以上で、安くはないけどね、空港の定食とちてはありがちの価格帯で、内容の贅沢さに比べればかわゆいものでし。今日はなにを食べようかなぁ〜。北の味めぐり膳かな?スタンダードに石狩定食かな?利尻定食もおいちしょうでしぃ〜。うきゅきゅー!

最後にチーズやバターを買って、今度も超絶・みんなに優しくちてもらってシアワシな、うさの極北旅行は幕を閉じまちた。ちゃんちゃん♪

 

 

そちて、こりは後日談デシ。

「北海道旅行は原稿の取材でした」

 と、言い張るうちの凪しゃんを、「信じられないよ」包囲網が取り囲みまちた。

 包囲網を突破しゅるべく、凪しゃんが、玄関の靴箱(南国のある一角においてはワイン棚。陽が当らず温度が一定だから)(靴は靴箱の下に並べてありマシ)から、取り出したのは、『工場限定ポートランド』デシ。そり、どーしゅるの?

「信じるなら、お土産はワインとサケヘソキッパー。信じないなら白い恋人たち」

 ……凪しゃん……。

「これで崩れない仲間は持ってない」

 それ、自慢になるの、かな……?