うさぎの銚子をちゃぷちゃぷ日記・しょの4

 

 

 てくてく。歩いていくうさの足取りはカロヤカでし。昨日は半信半疑だったけど、今日はしょこにおいちぃマンマがあることを知っているからね!昨日は20分かかった道を、15分ほどて踏破ちて、銚子漁港を越えたところにある『浜めし』しゃんへ。

 おはよーごじゃいまーし!

 お店のシトは、あらこのうさぎさん昨日も来たわね、というお顔で迎えてくりまちた。お茶をのみのみ、えっと、ナニにちようかな?

「お刺身定食お願いします」

メニューを決めるのが早い凪しゃんがさらりと申しまちた。お刺身の三種盛に小鉢とお味噌汁、ゴハンがついてこちらは800円。ホテルの朝ごはんと同じ価格、でし。

「はぁい、おまたせ」

 お刺身定食がてまちた。お皿の上にはマグロしゃんと初カツオしゃんとイカ!おお、初カツオしゃんの艶やかなことよ。さては凪しゃん、このカツオを食べたかったのね!

「いただきます」

 昨日と同じくお箸を持って手を合わせ会釈ちて、はぐはぐ。う、お刺身にはちゃんと、ワサビの他に初カツオ用の生姜が添えてあったけどお醤油皿が一つしかありましぇん。ここは池波正太郎方式で、お刺身に薬味をちょっと載せてお醤油につけて、はんぐりぃ〜。

 んー、おいちーい!

 マグロしゃんは昨日と同様においちぃでし。初カツオしゃんもかつて江戸っ子が大騒ぎしただけあってさくっくり、むきゅっと、じんわり。ふぅ〜。

 お刺身って、美味しいのは本当においちぃよね!

 イカしゃんはフツーでした。うさは、呼子のイカの供給地・神湊(こうのみなと)の近隣に住むうさぎだから、透明なぷりぷりの生作りに慣れていましかねぇ。んでもちゃんと食べれまちぃたよ。やっぱりここは関東じゃないでし。うさが食べられるイカがあるんだもん。(←ヘンケン)

 んまんま、たっぷりいただいて、ふぅ〜。今日もおいちかった。おごちしょうしゃまとご挨拶、うさぎのうさは、凪しゃんとともに、凪しゃんの出張先へ行きまちた。

 しゅんで相変わらずお昼は食べず、お弁当をホテルにお持ち帰り〜。帰り道にスーパーの鮮魚コーナーでアジの『なめろう』が半額だったのを買って、お部屋でとってもおいちぃ夕餉、デシ。持ち込んだワインは一日に半分ずつあけていって、今日は赤のセイベル。苦味があるけど酸味の少ない熟したお味がいいでしの。ごく、ごく。

ベスターの3を書いていたでしが、進んだんだか進んでいないんだか。

 この日は出発前にブックオフで手配ちていた本も届きまちた。『江戸吉原図解』『江戸三百年ナントカカントカ』『普通の武士はこう生きたトカナントカ』の三冊デシ。江戸時代の貨幣史や経済史を、吉原関係と同じくらい愛している凪しゃんでし。

「ボンゴレが大店でウァリアーが系列のまじり店で、キャバッローネが仲の顔役で」

 うーん。うさ、顔役はヒバリしゃんがいいと思うでし。なりたくなかった亡八にさりてしょんぼりのツナしゃん(御家人の家の息子)(パパは吉原の大店からの婿養子)(ツナしゃんが生まれた後で兄が亡くなってお店を継いでいた)だったけれど、通っていた剣術道場でアコガレのシトだったヒバリしゃんと思いがけなく再会、嬉しさの中、活動費を搾り取られる日々なんかシアワシしょーで、よいでしぃ〜。

 しょんなことを考えながら、今日もたーっぷり心行くまで長湯ちて、うさと凪しゃんはネンネ。ああ、シアワシ……。

 明日はナニを食べようかなと、目覚めた後のお楽しみが、あるのはシアワシでし。ふきゅきゅー!

 

 

 前日と全く同じ経路を辿り、本日も『浜めし』へ。しょんでお刺身定食を注文しゅるうさと凪しゃんでし。運ばれてきた定食は、マグロと初カツオは昨日と同じでしが、イカがなくて朱色と薄めたにび色のお刺身が乗ってまし。えっと、ヤズかなぁ?

「九州の人?」

 元気で優しそうな女将しゃんに当てられまちた。しょうでし。

「こっちではイナダって言うのよ」

 ほほう。ヤズは地方名でしか。ブリしゃんの子供のことを南国ではヤズと呼びまし。夏ら秋が旬で、ちょうどイマドキ、大量に水揚げさりまし。(九州基準)子供でもメジの手前くりゃいのだと、そこそこ脂がのっていておいちぃでし。プリしゃんは出世魚、幼魚を「もじゃこ」、30センチを「わかな」、50センチを「やず」、70センチ「めじ」、それ以上を「ブリ」と呼びまし。(あくまでも博多近辺のハナシ)

うさ、ブリはお刺身よりてり焼きとか塩焼きとかがすきなの。お刺身で食べるにはメジかヤズくりゃいがいいと思うなぁ。はぐはぐ、おーいちーい!

女将しゃんとは、ちっとお話をちまちた。出張で来ていまし、と、凪しゃんが言うと、イマドキは女の人でも出張があるのねと驚かれまちた。マンマ食べていくのはタイヘンなんでしの。んでも、おいちぃマンマが時々食べれる、うさはシアワシなうさうさぎ、でし。

「あのね、明日はうち、定休日なのよぉ」

 あ、しょうか。月曜日でしものね。残念でしが仕方ないでし。明日のマンマは他を当たることにいたしまし。

「出張はいつまで?」

 お仕事は明日まででしが、就業後に羽田へ向かっても便がもうないので、出発は明後日でし!

「そうなの。じゃあ明後日ね。待っているわ」

 えっと、でも、あさっては出発が早くて、えとえと。

「大丈夫よ。うちは朝、八時からやっているから」

 にっこり、笑った女将しゃんに、うさは冷や汗を、たらりぃん。

「行ってらっしゃい。頑張ってね!」

 う、ううううう、あ、りがとうご、じゃい、ま、し……!

 

 

 しょの日のお仕事を済ませたうさと凪しゃんは、お弁当を片手に駅前のマクドナルドに寄りまちた。JALの搭乗券裏のくじ(?)で、『クォーターパウンダーダブルチーズ』が当たっていたからでし。そりに、チキンナゲットのマスタード味とシャカシャカチキンの粒胡椒味を買いまし。お会計は200円。ちゃりーんとお支払ちて、ホテルへ帰りまちた。

 実はマクドナルドしゃんを、しょんなに嫌いではない、うさと凪しゃんなの。子供味だけど懐かしくなる時がありまし。普通に注文しゅるのは暴利過ぎると思うけど、100円の単品はアナドレナイことがあるでしぃ。酒の肴のスナックとちてね。はぐ、はぐ。

 朝マックのマフィンもスキスキでし。マックグリドルはベーコンの方がおいちぃよねぇ〜。あ、しょーいえば本日、7/10からくーぽんで、ベーコンレタスバーガーが100円でし。うきゅー!

 ま、グルメのフリをちていても、所詮は庶民のうさうさと凪しゃん。お弁当とチキンナゲットを夜ゴハンにちてお酒を飲みまちた。シャカシャカチキンとハンバーガーが朝ごはん。おなかにたまりまし。ふきゅ。

 最終日のお仕事を済ませ、なんとか仕上げて、またお弁当となめろうとともにホテルに戻ってきたうさ一行。また飲みながら悩むのは明日のことでし。うぅーん。どうしようかなぁ。うぅーん。

 おんもには、しとしと雨が降ってきまちた。

 よっぱらいうさぎはヨタヨタ、お布団に入りまし。ちなみにうさが六日間を過ごしたお部屋は、セミダブルベッドに大き目のソファ(たぶんベッドになる)が一つ。テーブルも大きく机と別にあって、ビジネスホテルにちては広くて居心地は悪くありましぇんでちた。

 明日は仕事がないせいで、ちっと深酒をちてちまったうさと凪しゃん、今日はお風呂には入れないでしネ。明日、早めに起きてちゃぷちゃぷいたちまちょう。旅行のお楽しみは長風呂という、凪しゃんとうさでしが、ススキノのお寿司やしゃん、あん幸の大将と、酔ってお風呂には入りましぇんと約束ちたからね。

 ねむねぇむ。

 おやしゅみなしゃい、でしの。(ぴす、ぴす)