うさきの函館のみ日記・さん

 

 

 かんぱーい!

 Tしゃまといこまんはソフトドリンク。凪しゃんはサッポロクラシックの中ジョッキ。乾杯ちて、ごく、ごく。ぷはーぁ!

 おいちぃの。うさ、福岡空港のラウンジで出してくりる、どんな高級びぃるよりこりがスキなの。極北のおいちぃマンマとこのビィル、とっても合うと思うのでし。らんらん♪

「何か単品、他に頼みますか?」

 やさちぃTしゃまの質問に。

「うーん。出てくるオムライスの量を見て考えます」

 しゅでに極北の地を理解しつつあるいこまんが、お答え。うさうさは、ごくごく。あくまでも、ごくごく。ちているうちに運ばれてきたのはカマンベールチーズ。愛想のよいおにぃちゃんがニコニコちながら持ってきてくりて。

「ただ今、火をおつけします」

 耐熱容器に入った丸ままのカマンベールチーズにブランデーをふりかけて、カチッと火を点けてフランベ。んきゅ、いい匂い、いいにおいぃ〜。ろまんちっくより、いい匂い〜♪

 炎が消えてからみんなであむあむ。いこまんはこの時、上顎の内側を火傷ちちゃいまちた。かわいちょう。うさと凪しゃんは、ばくばく食べさせてもらったけど平気だったヨ。ビィルがお口を冷やしてくりたのかなぁ?

 しょんなことちているうちに、オムライスが運ばれてきまちた。

「……北海道ですね」

 うふ。洗面器みたいなお皿にたっぷりのそぉす、そこにとろとろ卵のオムライス。サラダ&すぅぷつきで、ソースはどっちもおいちかったけど、うさはベーコンが効いてる方が好みでちた。あむあむ。

「すいませーん、サッポロクラシック、お代わりくださーい」

 何も怖くない勢いで凪しゃんがお店のおにーちゃんを呼びまちた。おにーちゃんはしょぐに持ってきてくりまちた。ごくごく。ふぅ、おいちーい♪

「中でいいんですか?大ジョッキを頼めば?」

 ちっちっち、違うのヨ、Tしゃま。びぃるは注ぎたてがおいちぃのでし。大を一杯飲むより、中を二杯、頼む方が贅沢な飲み方なの〜。凪しゃんに解消があるなら、小ジョッキを三杯、イきたいところでしが、まだしょんな贅沢は出来ましぇん。いつかしょうできるようになると、いいなぁ〜。

 ごくごく。凪しゃんは飲み続けまし。ごぉく、ごく。ベイサイドの運河が見えるお席で、橋を渡っているギャルソンのおにーちゃんとか、猫ちゃんとか居まちた。いい雰囲気でし。が、ナンか、お店に、というかベイサイド全体的にちっと、人が少ないよーな。

 混んでるよりも、よいでしけど。あんまり人がいっぱいだと、うさはちっちゃいうさぎだから埋もれちゃうし。

 おごちしょうしゃま、と、お店を出たのは八時前、くりゃいでちた。お会計は三千円とちょっと。飲み物と単品と、Tしゃまのゴハンの代金でしから、お安いものでしの。くぷぅ〜。

 ヨタヨタ、薄暮の赤レンガ倉庫街を歩く、うさ〜。って、あり、ナンか、違うヨ?

「駐車場ならこっちですよ?」

 あ、しょうでしか。んじゃあしょっちに、ヨロヨロ。ふぅ〜。ヨッパライうさうさぎ、でしぃ〜。

 足湯の前を通り過ぎて、お車へ。んで、Tしゃまお願い〜。ハセストに寄ってくだしゃあい!函館に来たからには、やきとり(でも豚串)弁当を食べて帰らないとぉ〜♪

「いいですよ」

 優しく言ってもらってお車はハセスト・ベイサイド店へ。うさうさは店内へ、たしたしっ!カウンターにある申し込み票に、カキカキ。うふ、うさ注文の仕方もわかってるのでし。ナンかうさって、函館ツゥのうさぎでしぃ〜。

 玉葱とアスパラガスの豚串、各84円を買って、サッポロクラシックのびぃるも買って、本日の饗宴の準備、完了〜。るんるん、うさってシアワシぃ〜。まだ初日なのに念願がどんどん叶っていくよ!Tしゃまが優しいおかげでし!ありがとぉ〜!

 函館駅から徒歩1分、の、本日泊まるホテルへ到着。ちっと古いけど、豪華なホテルでごじゃいましの。んでも、やきとり(でも豚串)とビィルを提げた凪しゃんの存在が、ナニモカモを、ぶち壊しておりまし。ホテルしゃん、ごめんなしゃい。

「……わたしがチェックインに行けばよかったですね……」

 と、いこまんが仰ったくらいだから、よっぽど雰囲気を壊していたのでちょう。反省〜。

 ホテルのお部屋は9階でし。Tしゃまを引きずり込んで、うさ、お話しをちてもらいまちた。えへへ。あのね、Tしゃま、札幌か東京のイベントに来られましぇんか?9/28には東京のシティで啓涼おんりぃも開催さりるよ!うさは、うさ本を出してうさグッズ配るよ!

「うーん」

 Tしゃまはお悩み。うさたちはテレビでバレーボールを見ながら日本を応援〜。凪しゃんはやきとり(でも豚串)を齧りながらびぃるをゴクゴク。……、何本、飲むのかな、このシト。

「明日のご予定は?」

 Tしゃまが尋ねてくりまちた。えっとね、明日は朝市に行って、早目のお昼ゴハンを食べて、五稜郭祭りを見て、温泉宿に行って、夜景を見に行く予定、でし!

「そうですか。じゃあ私は夜景からお付き合いさせていただいていいですか?」

 えっ、明日もお付き合い、ちてくりましの?ありがとぉ〜!うさはTしゃまに、おシッポふりふりでし。お家でご家族が待っておらりるTしゃまは試合の途中でバイバイ〜。今日は本当にありがとぉ。また明日、ね!

「明日、五島軒より阿佐里の方がいいです」

 いこまんがおっしゃいまちた。明日のランチのお話しなの。今回の旅行は一泊朝食つきと一泊二食つき、そりにケーキセットと海鮮グルメまでついているから、明日のランチが唯一、お金を出して食べるご飯なの。

 洋食の老舗、『カレーはないのか』と陛下が仰った伝説を持つ五島軒と、すきやきで有名な阿佐里。どっちかでしね、と話していたのでしが、じゃあ、明日は早めにすき焼きランチでしね、ラジャア!『瓦解』で、ひーちゃんと山崎が食べに行ったスキヤキらんちぃ♪うさ、コロッケもつけちゃおうかなぁ。

 お茶を淹れて、六花亭のケーキを食べて、うさといこまんがまったりちていると。

「……、ぐぅ」

 ハヤシナギ、とかいう名のロクデナシ酔っ払いはいつの間にか意識を失っていまちた。

 お風呂に入ったいこまんと一緒に、うさうさも、ねむねむ。ああ、本当に楽しい一日目でちた。明日もお天気がよろちぃことを祈りながら、おやすみなしゃい、でし……。

 

 

 しょちて。

 翌日。

「……」

 うさうさ一行が、オッキちたのは、朝の八時。

「……」

 もう、もう、もう。

 時刻は朝市、というお時間ではごじゃいましぇん。このホテルにはバイキングの朝ごはんがついていて、そりを朝市の中のお店で、海鮮丼に変更しゅることも出来たの。でも、でもね。

「……」

 もう朝市の時間じゃないぃ〜。しょちて今、マンマを食べたら、ランチまでのお腹がすかないぃ〜。パレードは13時から始まるから、ランチを遅くしゅる訳にはいかないぃ〜。

「お昼は、あきらめ、ましょう……」

 凪しゃんが言いまちた。朝ごはんを食べないでスキヤキ屋しゃんのランチに行くという手段もないではないでしが、しぇっかくタダなのに食べないなんて、うさには出来ないでしぃ〜。

「ゆっくり朝ごはんを食べて、10時半くらいから五稜郭へ行って、先にタワーを見て散策すれば、13時近くなるでしょう。パレードを見て、遅いランチを軽く食べることに、しましょう」

 苦渋の凪しゃんの選択を。

「はぁい」

 いこまんは軽々と受けてくりまちた。ありがとぉ、デシ。じゃあホテルの朝ごはんを食べに行きまちょう。バイキングはけっこう評判よかったよ!

 うさ一行はテクテク。二階のバイキングに行って、並べられた朝ごはんは和風で、しゅごく美味しかったの。函館の朝ごはんの定番・イカ刺しもあったデシ。凪しゃんはオカズを山盛りにとってきた上に、ごはんにイカ刺しを盛り付けて無理矢理、イカ刺し丼にちていまちた。

「……おいしぃ……」

 まだ寝ぼけていた凪しゃんが目覚めたように、しょう呟きまちた。

「ヤリイカ、じゃないかな」

 ん、しょうなのかな?うさにも食べさしぇてくだしゃいな。むしゃ、むしゃ。んっ、本当でし!なんか甘くて、しゅんごくおいちぃイカソーメンでしぃ〜。呼子の烏賊の供給地・神湊の近くに住む、じゃすときるずなうの透明イカしゃんを食べ慣れたうさたちを唸らせるのはナカナカないでしよ!

 時期的にはマイカとヤリイカの境目で、どっちもアリの時期でしぃけど、ヤリイカの方が高価でおいちぃ、ということになっていましの。はぐはぐ。朝からイカソーメン丼を、食べれて、うさうさは、シアワシィ〜。

「パンも焼いて美味しいです」

 いこまんが仰いまちた。よかった。うさ、飲み物とってきてあげるね!んきゅ、む、おっ、とっ、ひっ、と、届かないぃ〜。

「とってあげるよ、うさ」

 あ、ありがとぉいこまん。うさにはりんごジュースをお願いいたしまし。あむあむ、ごくごく、ぷはぁ〜。うきゅーん、ああ、シアワシ……。

 満腹になってお部屋に帰って、お風呂に入って荷物を整理ちて、うさたちはゆっくりと過ごしまちた。

 1030分ごろ、ホテルをチェックアウト。本当はもっとゆっくり出来るんだけど、五稜郭タワーが混んでいるかもしりないからね!ホテルにおっきな荷物を預けて、道を渡ると、しょこが駅前のバスセンターでし。五稜郭直行バスに乗りまちた。こりは市電・市バス乗り放題チケットは使えないけど、時間が短縮できるからぁ〜♪

 バスしゃんはぐんぐん走って、五稜郭タワーの真下に着きまちた。しゃ、いこまん、まじゅは五稜郭と函館の観光を支えるツラノカワ、ひーちゃんの銅像に会いに行こうね!馬から下りたところでね、しゅんごくお写真に似ていて、ハンサムなんでしぃのよぉ〜。

 てくて……、あ、あれ?あれれれれれ?

 ないっ、居ないっ!五稜郭の象徴、ひーちゃんの銅像が、ないよぉー!えっ、なんで?ナゼナゼ?うぇーん、前は確かに、この大型バスの駐車場にあったのにぃ〜。

 ひーちゃん、ひぃちゃーん!何処に行ったのぉー!うぇーん!うさ、あのひーちゃんに会わないと、函館から帰れない、でしぃ。うええええぇぇーん!

「とりあえずタワーの中で聞いてみましょう」

 くぅるにいこまんが仰いまちた。ひっく、ひっく、半泣きになりながら、うさはいこまんにオテテを引っ張つてもらって、ひっく、ひっく。五稜郭タワーの玄関、吹き抜けの自動ドアをくぐって明るいホールへ。……あっ!

「あら」

 いた、いたぁ、居まちたぁ〜!

 もうもう、もう、ひーちゃんってば、うさに黙ってお引越しちないでよぉー!探し回っちったじゃないでしかぁ、もぉ〜。

 てへへ。

 ひーちゃんは屋外の玄関脇から、光溢れる吹き抜けの広いホールの奥に、端然と佇んでおらりまちた。てへ、てへ。ひーちゃあん!

 うさ、また会いに来たよ!何回見ても、本当に色男でしねぇ〜!当時にちては背が高くって、苦味走った、役者のよーな二枚目しゃまでしぃ〜!

「身長、どれくらいだったんですか?168センチ?私と同じくらいですね」

 いこまんがサラッと仰いまちた。ホールの中とお土産屋しゃんまでは入場無料だから、一休みちぅの色んな人たちが椅子や植え込みに腰掛けて休憩ちておらりまし。しょの中に、インコを連れたおじしゃまもいらっしゃいまちた。うさ、インコしゃんと遊んでみたかったけど我慢ちて、まじゅはお土産売り場へ。いこまん、見て見て、こりがかの有名な(?)『ひーちゃんの血』ワインでしぃ〜。根付も色々あるでしの。何故かコードギアスのフィギュアもあったよ!でもやっぱり主流キャラクターはひーちゃんなの!ひーちゃん最中、ひーちゃん饅頭、ひーちゃん湯飲みに、ひーちゃんのブロンズ胸像(40万円)なんかもありありヨ!

「……、すごいですね」

 いこまんは、あくまでもクールに感心ちてくりまちた。んではご一緒に、こりからタワーへ。チケット売り場ではぬいぐるみのフリをちて、うさはタダで入ることが出来まちた。うきゅきゅ!ちなみに、チケット売り場には、うさといこまんしか人が居ましぇんでちた。

 チケットに星型のパンチを入れてもらって、うさたちはエレベータの中へ。エレベータはちっと人が集まらないと動かしてくりましぇん。幸い、しゅぐにカップルしゃんが来て、一気に展望階へ、びゅいーん♪お天気がよくって、よかったなぁ〜。

「ああ、本当に星型なんですね」

 いこまんが仰いまし。しょーなの、星型なの。ありが一の塁、掛かっている橋が一の橋、二の橋。ひーちゃんが最後に渡った橋でしヨ。ちなみに、どーちて星型なのかというと、敵がどの方角から攻めてきても、星の先端の砲台から十字砲火できるように、なの!平城ではこり以上の合理的な形状はないんだって。五稜郭は難攻不落の最先端築城でし!

 なのに、どーちて落城ちたのかというと、平地を来ないで、海から砲撃さりたから、でしの。敵の大砲の射程距離が、五稜郭設計者の想像を超えていたのデシ……。

「ああ、つまり、こうくる筈が(いこまん、ジオラマの市街地の上を辿る)、こうこられてしまった(いこまん、海から直接の放物線を描く)、と」

 う、うん。しょうでし。しょうゆう、コト……。

 ホールは素晴らしかったデシ。眺めも、ジオラマも!じっくりゆっくり見回ってから、一階下で、いこまんが食べたメロンとバニラのミックスの、そふとくりぃむも!

「ああ、本当に美味しいです」

 いこまんが嬉しそう。てへ、うさうさも、なんだかうれちぃな。うさは極北をスキだから、いこまんにもスキになってもらえるとすごぉく嬉しいの〜。

「凪さんは食べないんですか?」

「ええ、ワタシはいいです」

 と、微笑んだ凪しゃん。朝ごはんを食べ過ぎたのかな、って思っていた、うさはまだまだ、甘いうさぎでちた。

 エレベータに乗って階下のホーを見下ろすロフト部へ。しょこかららせん階段を通ってホールへ下りるのでしが、しょの手前にはカフェがありましの。いこまんは、ちっとお手洗い、とユって行かれまちた。しょうちて、凪しゃん、てくてくとカウンターへ。しょちて。

「大沼ビールを下さい」

 ……!

 しゃ、しゃては、しやてはしゃては、凪しゃん!

 おなかいっぱいなんじゃなかったのでしね……ッ!

 ここで地ビィルを飲むために、しゃっき、アイスクリームを食べなかったのでしねッ!甘いものを食べるとお酒の味が分からなくなるから……ッ!

「……、ふぅ」

 プラスチックの、野球場なんかでよくある使い捨てのコップというか、大きさはジョッキでしが、そりをくーっと、半分近く飲み干して、凪しゃんはシアワシしょう。こんな幸福が他にあるか、という顔を、ちていまし。お味はどうでしか?

「クラシックより濃い。重い。苦い。同じくらいうまい」

 あっしょ。ま・今は旅行中でし。好きにちていなしゃい。でも酔いつぶれるといこまんに迷惑をかけるから、うさがちっと、飲むのを加勢ちてあげまし。ごく、ごく。

「お待たせしました。……嬉しそう」

 いこまんがお手洗いから帰って来られまちて、席の前にびぃるを置いた凪しゃんにクールな評価をくれマチタ。いこまんも、えっと、なんだっけキャラメルマキアート?違うかも、酔っていたから覚えていないけど、しょんなのをご注文。ごく、ごく。

 いざ五稜郭、しょの前に、うさうさたちはエイエイオウの勢いを、つけたの、でちた!