うさうさ日記・15

 

 

 あーめ、雨、ふれふれ、うさも降る♪……じゃなかった。
 あーめ、雨、ふれふれ、にぃにぃが♪

 しっとり潤い笑ってる♪

 ぴっちぴっち、濡れ濡れ、たぁべごぉろよ♪

 

 みなしゃま、コンニチワ、カワイイうさうさでし。

 今日は雨が降ってまし。雨の日の、うさはちょっぴり、寂しんぼ。

 御庭に出て、さーちゃんと遊べましぇん。さーちゃんは、しとしとお雨に濡れてまし。

 うさ、「寒くないでしか?」って聞きました。さーちゃんは、でも、お雨がスキみたいでし。お返事はしてくりないけど、分かりまし。お花の裾に出てきた若葉が、濡れてますます、キレイな緑色、でしの。

 しとしとお雨だから、縁の下までは濡れてましぇん。でも、やっぱり湿ってて、お庭に掘ったうさうさトンネルの中も冷たいんでし。せっかくオトモダチニなれた、近所のわんこちゃん、シェパードのフィッツ君の犬小屋にも遊びに行けましぇん。

 しょーがないので、ももんが・うさうさは本日、臨時休業。うさはお料理・うさうさに戻りまし。

 しょうしょう、ハンサムしゃんに飛びつく遊びについては、皆しゃまがたから、イロンナご意見を戴きまちた。

『オモシロイ、もっとしろー!』

『啓介の首が心配です。手加減してね』

『下半身の可動性は守って』

『今度は、顔面にとびついてみてください』

 しょの中で、うさうさが一番、オモシローイ!と思った顔面とびつきを、うさ、この前、いたちまちたの。びょーん!

 狙いたがわず、ハンサムしゃんの顔面に、うさ、ストライク!

 ……だったんでしぃが、ハンサムしゃんは倒れましぇんでちた。

 後ろで、にぃにぃが支えたからでし。

 ……しょうしてね。

 キレイなお顔を、うすぅーく、ホコロバセテ、うさにね……。

「後頭部を打つと危ないから、もうしちゃダメだよ?」

 って言った、んでし。

 ……うさは、うさは……。

 その日一日、仰向けで過ごしマチタ。

 ゴハンを食べるのもアオムケ。ハンサムしゃんのお膝の上でもあおむけ。御風呂に入るのも、あお向け。お廊下を移動しゅるときも、アオムケでよじよじ。

 しょーやって、にぃにぃに、フクジュウのイシを示したんでし。

 ……怖かった、んでしぃ……。ふるふる、ふるる……。

 あぁ。思い出しても、おなかを見せたい衝動がうさうさを襲いましぃの。ぽてん。

 でも、仰向けじゃおりおりが出来ないでしから、起き上がりまし。うんしょ。

 そうちて、今回のおりおり教室、モトネタは、御友達のももんが・ももしゃまでし。

 まず、ももしゃまからのレシピを忠実に、再現いたしまし。

 

 

ツナと大根葉の揚げぎょうざ

大根葉をかるく湯がき、細かくきざむ。
ツナ缶(できればノンオイル)一缶と混ぜ、塩・こしょう・しょうゆで味をつける。
できた具をぎょうざの皮で包み、油で揚げる。
そのままで食べますが、からしじょうゆなどで食べてもいいと思います。
葉つきで売ってる大根を買ってくるとよい。
あの、太い茎がしゃりしゃりしてておいしーから。
んで、葉はぎょーざ、本体のほうはおみそしると煮物にします。

 

 という、ことちた。

 うさうさは、さっそくスーパーへ!

 でもでも、葉つきのダイコンが売ってなかったんでし。くっすん。

八百屋さんや農家さんが、ダイコン葉を情け容赦なく切り落とすのは、葉がついてるとこれが呼吸して、大根本体がシワシワ〜になるのが早くなるから。

葉っぱを落とすと、水分のジョウハツは三分の一、くらいになるそうでし。……うぅっ。

でも、うさは、うさうさは、大根葉がダイスキ、なんでし。

 涙にくれながらとぼとぼ、すぅぱぁから帰るうさうさの目に映ったのは、美味しそうな菜の花。

 うさは、しゃりしゃり食べながら、ふと思いつきまちた。

 ダイコンしゃんもナノハナも、同じアブラナ科。

 ということは、こりでも、いいかも……?

 しゃっしょく、やらかい茎と花を摘んで試してみたら、こりが大成功!

 うさうさは、揚げるというより、フライパンに1センチくらい油を入れて、狐色になったらひっくり返して焼きマチタ。ぱりぱり皮が、美味しかったんでし。

 でもきっと、ダイコン葉の方がオイシイでしから、今度は是非、そっちでしてみたい、でし。

 

 

 ついでに、スーパーで、100グラム48円の特売だったササミと丸一個で100円だった、カボチャを使ったおりおりを、どじょ。

 

 

          かぼちゃとささみのサラダ

 

 かぼちゃは、一口サイズに切る。あんまり厚くない方がいい。1センチくらいか?

 ササミも適当に細長く、切る。

 シルバーストーン加工の鍋またはフライパンに入れる。焦げ付きやすい料理なので、必ずフッ素加工の物に。

 お気に入りの銘柄の(←よーするに、普段使っている)醤油をたらっとかける。

 具を鍋の中央に寄せ、どんぶり・または深皿を、かぶせる。重い食器で密封するのが、この料理のコツ。蒸気の逃げる蓋ではぱさぱさに仕上がってしまう。

 ガスをごくごく弱火に調節する。いっそ、ストーブの上でもいい。

 そのまま、風呂に入る。つまり、そのくらいの時間、放っておく。無論、洗濯物を干してもいいし部屋の掃除をしてもいい。凪しゃんに、感想おメール、書いてあげてもいいでしよ。目安は……。15分、くらいでしか?もーちょっとかも?ストーブの上なら小一時間、忘れていても、いいでし。

 決して途中で、混ぜたりしてはいけない。

 やわらかく煮えたら、(というか、実際は蒸し焼きした状態)、荒熱をとる。

 そのままでもいいし、少量のマヨネーズであえて、千切りキャベツや洗ったレタスの上に盛ってもヨイ。

 

 

 サラダ、と名前はついていましが、立派におしゃけの肴にも、なりましぃの〜♪

 ニンジン入れてもいいんでし。甘く仕上がって、例のヒサシ君も、このニンジンは食べるんでしの。

 

 凪しゃんオトクイ、贋物タンドォリ料理〜。この手だと、オーブンなしでもオーブン料理が出来るんでしぃ〜。

 

 

 そりでは、本日は、こりにて。

 また、遊んでくだしゃいね。

 

 

 

 ある日ある時・うさうさのテヌキおりおり