うさうさ日記・うさぎ、福岡空港にて。

 

 

 う……、うぅーん。

 あ、みなしゃまコンバンワ。みなしゃまのアイドルにちてペンフレンド、カワイイうさうさでし。

 うさは今、福岡空港に居まし。

 博多港停泊中はみなしゃまにごチンパイ、おかけちまちた。でもしょの後の釜山で、うさ、にぃにぃとハンサムしゃんに抱っこさりながら、観光とグルメをオタノシミ、したでしの。シアワセ、でちた。

 いつの日か、「うさうさ日記・3」がでたら、うさうさの釜山観光案内を、お読みいただけると思いまし。……お表紙が、貰えたら、でし。

 ま・そりはともかく。

 釜山の後、お船に戻ってにぃにぃとハンサムしゃんは、仲良くまぐまぐ、ちてまちた。うさ、お昼にイッパイ構って貰ったから、ナカヨキコトハウツクチキカナ、って、広いココロでリビングのソファーでねむねむ。

 んでもね。

 夜中に、かちゃ、ってドアが開いてね。

「うさぎ、おいで」

 二人で、うさを迎えに来てくりたの。

 そりでもうさ、いいの?って聞いたら、

「一緒に居られるの、今夜までだから」

今夜は一緒に寝よう、って言わりて、抱っこしゃれて。

ふわふわおベッドの上で、にぃにぃのお胸の中。

んで、にぃにぃごと、ハンサムしゃんのお腕の中。

チアワシに、ねむねむ。

そんでうさが起きたとき、二人はもう、お洋服に着替えてゴハンのワゴンを、お部屋に運んでまちた。ぴとってくっついたマンマで朝ごはん、あむあむちて。その間、うさのことも、二人とも離しゃなかったんでしの。

んでね。

お船は博多港に戻って、二人とうさうさは、タクシーで福岡空港に。

ここかりゃ、ハンサムしゃんはマレーシアに行くんでし。

今シーズンのマシンテストが始まる、っていうイミがうさ、よく分かりましぇんが、よーしゅるにハンサムしゃん、オチゴトなんでし、ネ?

頑張ってね。

うさとにぃにぃと、逢えない間も、元気で、イテネ。

サヨナラ寂しいでしけど、オチゴトなら、しょーがないでし。

……なのに、ねぇ。

ハンサムしゃん、しゃっきかりゃ、どんどん不機嫌、でしぃの……。

「……サセロ」

「ダメダ」

 うーん、どしまし。

 だんだん、フタリのお声が低く、なっていきまし。

 ここは福岡空港の、ダイナァズクラブ・フリョア。有料待合室は空いてていいでしが、そりでもハンサムしゃんの、

「キス、サセロ」

 言う事は、ムチャでしぃのよ〜。

 うさ、バスケットの中で困ってましの。

「ダメって言っているだろう」

 しょう、ダメなんでしぃのよ、ハンサムしゃん。

 イヤ、なんじゃないんでしの。にぃにぃは。

 分かってあげてくだしゃーい!

「アンタね……」

 あぁ、しょんなお声を出したらダメダメェ〜!!!!

 ……しょうだ。

 にぃにぃ、ねぇ、にぃにぃ〜!

「なんだ、うさぎ」

 にぃにぃ、ちぅちぅ、しまちょ。

「……あぁ」

 うさとなら、ちぅ、ちててもオカチクないでし。ちぅちぅ。

「……、いー態度じゃん」

 ハンサムしゃんが意地悪い、お顔でナンか、言う前に。

 うさは、後足で立ち上がってハンサムしゃんにもちぅを、ちまちた。ちゅっ。

「……」

 ハンサムしゃんが、おメメを細めまし。

 ちぅでしよ。こりでいいでし。

 ハンサムしゃんとにいにぃ、うさを通して、ちぅ、出来まちたよ。

「……うさぎ」

 あ、にぃにぃがも一回、うさを抱っこちてくりて、ちぅ。

 にぃにぃ寂しそう。うさ、いっぱい、ちぅ、しまーし!

 ちばらく、ちてから今度はハンサムしゃんが、うさを抱っこ。

 もちろん、そりから、ちぅちぅ。

 はい、ハンサムしゃん。ちゃんとにぃにぃの、ちぅでし。

 にぃにぃもハンサムしゃんと、ホントはちぅ、したいんでしのよ。

「……愛してるぜ」

 うさを両手で抱っこちて、お顔より高く持ち上げて、ハンサムしゃんがうさに、言いまし。

 ホントはうさを通してオトナリのにぃにぃに。

「逢えない間もあんたのコトだけ、ずっと愛してる」

 ぎゅうってうさ、抱っこ、さりまちた。

 うさ、大人しくしてまし。

 ハンサムしゃんも、サミシイんでしのね。

「俺も、愛してる」

 にぃにぃがうさを撫でながら、言いまし。

「離れていても、お前だけ愛してるよ」

 そうやって、うさうさはお出発の時間まで。

 抱っこさりて、ちぅさりて、撫でられて可愛がられて、過ごしまちたの。

 

 送迎デッキでお見送り。

 うさはバスケットの中から、蓋だけ開けて、お見送り。

 お日様が沈んでいきまし。ハンサムしゃんの乗ったひこぅきが、西のお空に消えていきまちた。

「うさぎ、ベイサイドに寄って帰ろうか」

 ……ェ?!

「観覧車に乗ってみたいんだろう?」

 キュピーン、ホント?ありがとう〜!!

 うさ、嬉しい、でしぃ〜!!!

 一緒にタクシーに乗り込み♪一昨日、見てたベイサイド・プレイスに来まちた!お洒落なお店がいっぱぁい♪

 あ、観覧車だ!乗りまーし!

 チケット売り場のおねいしゃん、オトナとウサギイチマイ、くだしゃーい!

 おねいしゃんは、スーツ姿のにぃにぃに、ぽうっと見蕩れていまちたが、

「あの、お客様。ペットのご同乗はお断りさせていただいております」

 あ・ちまった!

 うさとちたコトが、バスケットに隠れるのを忘れていまちたの!

「こちらでお預かり、させていただきます」

 きゃあきゃあ、イヤイヤ〜!

 乗せて、のっけて、ミノガシテ、おねいしゃーん!

「ペットじゃありません」

 そ、そうでし。うさはにぃにぃの家族でし。えっへん!

「縫いぐるみです」

 ……エ?

 うさ、思わずにぃにぃを振り向きまちた。……そちて。

 ノック・あうとぉ〜。

 なな、ナニなに、なに、ホホエンでいるでしか、にぃにぃ〜!!

 不意打ちのにぃにぃのホホエミは心臓に悪いんでしぃの。キレイしゃぎて、どっきんこぉ〜。

「あ……、ハイ」

 おねいしゃんは、頷いてオトナ一枚の切符をくれまちた。

 うさはタダでしか、わぁーい。

 美貌はトクでしね、にぃにぃ♪

「違うよ。うさぎがカワイイから、オマケしてくれたんだ」

 ま・そりもありましが。てへへ。

 観覧車に乗り込み。ゆっくりゆっくり、お空にうさとにぃにぃが上っていきまし。

 ハンサムしゃんが乗った飛行機が、吸い込まれたお空に。

 シンパイちないでね、ハンサムしゃん。

 ちゃあんとうさが、ついてましからネ!

「そうだな」

 にぃにぃの、お腕の中から見下ろす、夕焼けの空と海。

 とってもキレイ、でちた。

 

 

 

 

 うさうさ・観覧車に乗る。