うさうさ物語46・慌てるうさうさぎ

 

 

 

 うきゅ、きゅーん、た、タイヘン、大変〜!

 あ、コンニチワ!(ぺこぅり)

 頭下げつつオテテは止めない、大慌てのうさでし。

 え、なにを慌てているかって?

 あ、あのね、今、1140分なの!

 うさ、午前中のお洗濯の後で、サンルームでちょっと、ほーんのチョットダケ、お昼ねちていたら、こんな時間になっちったぁのー!

 あと20分でお昼になっちゃう。うきゃーん!

 にぃにぃもハイネルしゃまも、ふーみんも、ハンサムしゃんもアメリカンも、みんな、はら時計正確なのぉ〜。

 何ちていても、絶対、正午には食堂に来るの〜。うひゅーん!

 い、急いでゴハンを作らなきゃ!今日は、買い置き・テヌキすぺしゃる、でし!

 

 

1.            鳥の揚げ物

 

 キュー●ーの中華味ドレッシングに、鶏肉を漬け込む。時間がないときは手で揉んで味を馴染ませる。

 好みで、大根葉、青紫蘇、パセリその他を混ぜ、片栗粉を多め振りかける。

 中温の油で揚げる。

 

2.            明太子風味のポテトサラダ

 

 ジャガイモを茹でる。キャベツもちょっとだけ茹で、ほくほくジャガイモの中に混ぜる

 S&びぃ食品の、明太スパゲティの素をかけ、マヨネーズであえる。

 刻み海苔がついているが、サラダでは使わない。

 

3.            スパゲティ・オゥ・シャンビニオン・ア・ラ・ジャポネーズ。

 

 スパゲティを茹でる。お湯をよく切り、瓶詰めのナメタケで和える。ケチらずに、どばっと。

 上記のサラダで使わなかった刻み海苔を、パラパラとかける。

 

 

 

 あぁ、ここのお台所が大きくて、三口コンロで、ヨカッタ!

ぜぇはぁ、ぜぇはぁ、よち、出来上がり!

 時刻は、115848秒。うさうさ、勝利デシ!

 急ぎの時や一人暮らしには、こういうあわせ調味料って、しゅんごく便利で、ムダにならないのでしぃ〜。

「あー、腹減ったー!うさぎぃ、今日のメシはぁー!」

 最初にドアを開けて入って来たのはハンサムしゃん。今日は雪かきちてたから、ぽんぽん時計が一分、進んでるみたい。

「なんだか、いい匂いがするな」

「お、和風じゃん。なーめたけ、なーめたけぇ♪」

「やぁ、うさぎ君。今日もありがとう」

「はぁい、ラァビット!」

 あ、みなしゃんお揃い。はい、お席に座って、はい、お皿をどーじょ!

 千住観音のよぉに、ジャガイモを茹でながら鳥を揚げ、パスタのタイミングを測っていたうさの額には汗が滲んでいましぃが、そりも。

「うまーい、なめたけぇ−!」

「毎日、こんなに日本食が食べられて幸せだよ、俺は」

「ジャパニーズ・フライドチキン、ビールにあいそうネ!」

「ジョッキ一杯だけだぞ」

「あ、俺も俺もー!」

 大騒ぎちながら、食べてくりるみんなを見てると、ほわわーん。

「ほら、うさも飲めよ」

 うん、ありがと、ハンサムしゃん。こく、こく。プハーッ!

 あぁ……、シアワシの、味が、しまし。

 

 

 

             うさうさ物語46.・おさんどんうさぎの呟き