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     ビートルズ随想記(14)

 John Lennon Museum 閉館か?

 

 

   

   7年ぶりになるが、去る12月9日に「John Lennon Museum」を訪れた。「あれ、命日の8日ではないの?」と思われるかも知れないが、29年前の自分がジョン死亡のショックを受けたのは(日本時間では)12月9日であり、今回はこの点にこだわってみた。

   さて当日は仕事が終わってからの来訪だったので、ミュージアム内部へ入れる17時半を僅かに過ぎてしまった。しかし入口正面にある肖像と献花台(右写真)の前に立つことはできたので、ここでしばし感慨に耽った。7年前の来訪時に内部は見学しているので、今回はこれでも良いだろうと思った。

   ところでこの献花台の前には30分近くいたのだが、見かけたファンは自分と同年代と思しき男性と母子連れのみ……命日から1日遅いとは言え余りの人の少なさに寂しさを感じずにはいられなかった。そして翌々日に来年閉館の報道、来館者の減少で赤字額が嵩んだためらしい。

 

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   現時点では閉館が確定したわけではないものの、それが濃厚であることには間違いない。この事実をファンとしてどう受け止めれば良いのだろうか? もちろんミュージアムが存続できればそれに越したことはないが現状では難しそうである。むしろここで接したジョン・レノンをファン各個の心の中にしっかりと刻みこむことが唯一の解決法なのかも知れない。

“All things must pass away (全ては変わり過ぎ去っていく)”  by George Harrison