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    ビートルズ随想記(22)

         “New”を聴いてみる
   

 

 

 

   ポールのニューアルバムが10月14日に発売された。その名も“New”である。ポールが「これは“バック・トゥ・ザ・ビートルズ・アルバム”なんだ」と語るように、昨年のジャズアルバムとは異なる彼本来のサウンドとのことで、早速発売当日に購入してみた。

   さてCDを開梱、そのシンプルなデザインに少々驚きながらプレーヤーにセットして聴いてみる。トップの“Save Us”がロック調で早くも前作とは違うぞとの雰囲気ありあり…そしてポップサウンドありアコースティックバラードありと、ビートルズサウンドそのものではないが確かにビートルズ的なサウンドを意識しているような曲編成が続いた。(ギターの逆回転もある)

   ざっと聴き通してみてこのアルバムは果たしてファンに受け入れられるだろうか?と考えたが、買って聴いてからまだ数日しか経っていないため即断は難しい。ただ日本では来月にツアーが組まれているので宣伝・告知次第ではこれが追い風となるかも知れない。今までもそうだったがビートルズの楽曲に比べ、メンバーのソロによる楽曲はたとえ名作であっても受け手が熱心でないと聴くチャンスに恵まれ難い事実がある。今回もこの点をいかに克服できるかだろう。

   なおそのツアーだがCDのビニールパッケージに広告シールがあり、若干名ではあるが応募するとチケットが当たるらしい。先日の発売で涙を飲んだファンは金券屋よりも先にこちらにトライしてみては?

 

    購入日: 平成25年10月14日
    購入店: 「レコファン」渋谷BEAM店
    購入価格:2600円


タイトル通り(?)のニューアルバム


ビニールパッケージに貼付けられたシール