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   ビートルズ随想記(5)

ジョン・レノン・ミュージアムを訪れて

さいたまスーパーアリーナにて

 

   いつかは行こう、行こうと思いつつその機会を持てなかった「ジョン・レノン・ミュージアム」。このたび特別展「ジョン・レノンが見た日本」が開催され、ビートルズクラブから割引入場券が交付されたこともあり、ついに来館するに至った。(怠惰なファンでお恥かしい。)

   雨降るある日、さいたま新都心駅に降り立った。駅の案内にミュージアムが取り上げられているため、道順は容易にわかる。写真にもあるように、スーパーアリーナにジョンの顔写真が大きく掲げられていた。

   さて入場料を払いエリア内に入ると、まずオリエンテーションの映画(7分程度)がある。これを省略して展示の見学を急ぐことも出来るようだが、見ておくことをお勧めする。ジョンの40年間の人生をまずは駆け足で概観するわけだ。

   次いで常設展である。生い立ちから順々に解説するのは時折開催される「ビートルズ展」と似ているが、やはり常設の強みで展示もしっかりした印象を受ける。解説は英文の併記もある。天井に「YES]と書いてある文字を実際に階段で登って見る趣向も良い。(ジョンとヨーコの出会いのきっかけ)  この常設展だけでも1時間はかけたい。真剣に見たらそれでも足りないかもしれないが。

   今回の特別展は一番最後のコーナーにて行われていた。ジョンが書いたイラストがアートを感じさせる。やはりジョンは絵がうまい。レノンファミリーのアシスタント、西丸氏の撮影した日本での家族団欒の写真も大変興味を引いた。これらの一部は今までにテレビのビートルズ特集の折に紹介されることはあったが、これほどしっかりと、じっくりと見たのは今回が初めてだった。たまたまこの日は夕方から別の用があって時間的な制約があり、まさに後ろ髪を引かれる思いでミュージアムをあとにした。ああ、残念。

   次回来訪の時は最低でも2時間は見学、なるべく平日(火曜は休館)に訪れたいと思った。