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ビートルズ随想記(8) |
●曲目
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突然の出現、「レット・イット・ビー・ネイキッド」 |
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このビートルズサイト、昨年のポールのコンサート(東京ドーム)のあと休業状態が続き、わが5つのテーマサイトの中では一番元気がなかったような気がする。しかし突如話題が降って沸いたため、昨日に続いての情報アップロードである。 標題の「レット・イット・ビー・ネイキッド」は11月17日の全世界同時発売、東芝EMIのHPによると14枚目の「最新作」とあり、先年の「イエローサブマリン・ソングトラック」よりも明らかに力を入れていることが窺い知れる。 もともとこの「レット・イット・ビー」の制作過程は「ゲット・バック」セッションとして古くからアウトテイクや未発表曲といった音源の宝庫として知られており、その一部は「アンソロジー」やブートレグで入手が可能である。しかし今回の『ネイキッド』は、従来の正規盤『レット・イット・ビー』からオーケストラ、コーラスや、サウンド・エフェクトなどをそぎ落とし、ビートルズの演奏部分だけを残してリミックスした内容となっている。よって、デジタルリマスター盤と考えるべきなのだろう。これはフィル・スペクターのカラーを払拭したかったポールが、実に33年ぶりに積年の怨み(?)を晴らした形とも言える。しかし、仮にジョン(当時フィルスペクター寄り)が存命していたらこのプロジェクト自体があったかどうか微妙な気もする。
曲目を見ると正規盤から「ディグ・イット」「マギー・メイ」が削除され、「ドント・レット・ミー・ダウン」が挿入された。「ドント〜」は実際に映画の中でも歌っているので、まあ妥当な選曲だろう。あと詳細不明ながら20分程のボーナスCDも付くとのことで、貴重な音源はこちらで聞けそう。添付のブックレットも資料性が期待できる。 さあ来い、11月17日。思えば8年前の11月は「アンソロジー1」の発売だったな…。 |