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さらば東尾監督、ああ万感の最終戦

   10月1日(月)、今シーズン最後の観戦である。外野および内野自由席は無料開放、ライオンズグッズも2割引販売と最終戦らしい雰囲気。しかしどこか哀感漂うのだな・・・。なにせ半月前は首位だったわけだから。私が本日を休日としたのも、本日が「マジック1」になるのではという期待からであった。

  さて、試合である。東尾監督の最終試合とあってか、西武グループと思しき会社帰り集団が指定席をかなり埋めている。東尾監督の退任セレモニーが閑古鳥ではまずいという「天の声」の指図ともとれた。先発松坂は本日は乱調、ランナーを貯めてはワイルドピッチの失点を繰り返して、全く残念な登板となった。結局本日は敗戦となり、東尾監督は有終の美を飾れなかった。

 

松坂、この日は乱調で残念

  カブレラは50号ならず、マクレーンも40号ならず。松井の打席は来年大リーグ行きだとこれが見納めかな・・・和田は打者として成長したなあ等々、さまざまな思いが頭をよぎる。そして試合終了、ライオンズの選手がサインボール500個をスタンドに投げ入れた。そして東尾監督のシーズン終了報告と退任挨拶である。

  思えば平成7年に森監督のあとを継ぎ就任、2度の日本シリーズを制覇できなかったのは残念だったが常にAクラス確保、これで広岡〜森〜東尾で20年連続Aクラス達成である。今期の9月後半は誠に残念だったが、6月頃までの借金生活を思えば健闘したほうだろう。

東尾監督の退任挨拶

  最後に自然発生的に東尾監督の「胴上げ」がマウンドで行われた。ここで3塁側ベンチから日本ハムの奈良原、新谷両選手と森繁コーチも出てきて胴上げの輪に加わった。かつては同じユニフォームを着てファンに夢を与えた選手・コーチである。長くライオンズのファンを続けているものにとって、これはとても嬉しい出来事であった。

  ビクトリーロードを一段、一段と踏みしめながら東尾監督と選手たちはグラウンドをあとにした。再びユニフォーム姿で彼らの活躍を見るのは来春までない。その時は新監督のもと、一層の闘う集団となっていることであろう。今年はビジター観戦も含め23/140試合観戦、来年以降はちょっと厳しいかもしれないが折を見て観戦に馳せ参じたい。

奈良原・新谷・森繁コーチも加わって胴上げ