長野オリンピックスタジアム、地方球場レポート

   昨年の札幌ドーム来訪ですっかり遠征観戦の味を知ってしまったサイト管理人である。今回は５月３１日／６月１日の対近鉄２連戦、場所は「長野オリンピックスタジアム」での観戦レポートをお届けしよう。

  倉敷マスカットスタジアム、松山坊ちゃんスタジアム、富山アルペンスタジアム等々、地方球場は近年その面目を一新したと言って良い。今回の「長野〜」も最大収容人員３万５千人、両翼９９.1、中堅１２２メートルで人工芝も新しい立派な球場である。

   惜しむらくは地方球場に共通する悩みで交通事情が悪い。事前に下調べをしていたが駅からの路線バスは全く当てにならない。よって当日のシャトルバスが唯一の頼りであったが、本数は続行形式で十分ＯＫ。海浜幕張からの千葉マリン行き京成バスよりも良いぐらいだった。（マリーンズファンのかた、ごめんなさい…。）

（上）３１日（下）１日のチケット。下の方がカッコいいな。

   バスの窓から球場が見えてきた。独特のオブジェと言ったところだろうか。17：20ごろに球場に到着、一塁側ゲートへ廻る。

   ところで私が東京で予め購入した内野自由席は２階席である。指定席はＳＳ・Ｓ・Ａとあったが、ＳＳ・Ｓのみ完全に金網で仕切られてオジャマできない仕組み。のこるＡ指定と内野・外野自由席は自由に通行が可能で、チケットを詳細に確認する係員は全くいない野放し状態であった。そのため霧雨を避けてかＡ席後方（２階部分が屋根のように覆い被さる）に座る人が多いように感じられた。

   面白いのは缶コーヒーやペットボトル飲料がそのまま売られていて、近頃の球場では珍しい措置であった。そう言えば荷物検査もなかったな…。   

雨天か晴天か？ 虹がさした初日の試合前

   肝心の試合は１回裏に松井のソロ等で２点先取、３回表に追いつかれたがその裏に��木大の犠飛（風がなければ抜けたか？）で勝ち越して５回に試合が成立した。天候が予断を許さないのでまずはホッとした。

   降雨でコールド勝ちでもいいやと思った矢先の６回表、張が突然テンポを乱してあっと言う間の４失点、あらら逆転されてしまった。これではコールドはかえって困る。しかし肝心のわが打線は中盤以降沈黙、９回まで試合は持ったものの結局逆転負けであった。

   こりゃもう消化不良の極致、明日だ、あしたっ。長野駅に戻り、同行の大学時代の先輩と「魚民」で残念会をささやかに行った。

レフトスタンドの後方には山並みが広がる

   日曜のデーゲームとあって、昨日よりは観客の入りも多いようである。少年野球チームの子供が多く見受けられた。しかし試合開始時の天候はすこぶる怪しく、今日こそ雨天中止またはコールドがあるかと心配した。そんな天候なので照明も灯るなか、わがライオンズの三井は黙々と投げ続ける…。

   本日はカブレラ欠場（腰痛かな？？）ながらも打線をつなぎ、敵失もからめて５回までで４−０である。今日はホントに頼むよっ。６回あたりから雲が切れて陽光が差すようになってきた。応援も兼ねて内野から外野へ場所を移してみる。

   外野席は芝生席である。この球場は設計にあたり西武球場を参考にしたらしく、そのせいであろうか。もっとも外野席のスペースは本家よりも広く、芝の状態もすこぶる良い。（かつての西武球場は芝生がつんつるてん状態であった。）  

平尾の２点タイムリーが大きかった

   結局最後は豊田をつぎ込むリレーで完勝。やや西に傾いた陽光が終わってみれば「晴れ」を実感させた。

   地方球場めぐり、こりゃ病みつきになりそうだな。またの機会に改めてレポートしたいものである。

外野は芝生席、応援団は所沢から来たのかな？

三井の好投で日曜日は快勝。ほっとしました。

試合終了、シャトルバスへの行列がスゴイ。