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   行って来ました関西遠征記(ヤフーBB編)

 

 朝、ホテル(大阪)のカーテンを開けると、昨夜からの雨が小雨模様となっている。天気予報では「雨のち曇り」とあるが、何とも心もとない空模様である。ドーム球場が全盛となったこの当世、雨の心配をするのも久しぶりである。

 自分は決して日頃の行いが良いとは思わないが、うまく午後には雨がやんでくれた。日中は京都の寺院を巡っていたが、いざJR新快速で三宮へ。さらに神戸市営地下鉄で「総合運動公園」駅へと向かう。

当日購入のチケット(チケットぴあ形式)

 駅を降りるとすぐ右手に「ヤフーBBスタジアム」があり、道に迷う心配は全くない。 

 さっそくチケット売場で内野自由席を定価2000円のところ、ビジターファンクラブ割引を適用し1800円でゲットする。これは後で気づいたが、より良い特別自由席が定価2400円のところ割引なら2000円でゲット可能とあり、200円の差ならこちらにすれば良かったかな?とも思った。

 試合開始1時間前に到着したので入場前に球場外を一周する。「総合運動公園」と銘打つだけあって周囲の緑に囲まれており、雰囲気は良い。我ら西武ドームも自然環境は良いが、ここは一枚上であると言える。

 そろそろ球場内に入るとしよう。

 

総合運動公園にあるヤフーBBスタジアム

1塁側から内野を見る

3塁側の自席から外野を見る(視界良好)

 

 

 月曜のナイターとあって予想通り(?)すいており、内野自由席でもまずまずの場所を確保する。本日は昼まで雨だったので、濡れている自席を拭いて座る。こんな動作はかつての西武ライオンズ球場では良くあったことだが、今やずいぶん久しぶりのこととあって妙に感慨深い。

 ここで「フィールドシート(指定席)」に触れておく。写真の通りグラウンドに突き出たスペースで、選手へも非常に近い。ネットも全くなく、プレーの観戦には臨場感満点と言えそうである。もっとも食事の際などにファウルボールが直撃しないよう、各席の前にはフード(透明な強化プラスチック)を任意に立てられるのも良い。う〜ん、これは至れり尽くせりだ。もし再来が叶った折は、4000円払ってもこの席を体感したいものである。 

自席の前にフィールドシート(指定席)がある
 試合開始20分前、観客がブルペンへぞろぞろと移動するではないか。そう、松坂がウォーミングアップを始めたのである。右の写真にもあるように、ブルペンと観客席の間にはネットがなく、投球が目前に見える。付記すると内外野席のネットも非常に低く、観戦の便宜を第一に考えていることが明白である。ファンにとっては誠に嬉しい配慮で、フィールドシート共々ナイスヒットと言えよう。(前日の大阪ドームが不満だったので余計に良く見えるのかな、ハハハ…)

 さて試合が始まる。2回表に大島のライトポール際へフラフラと上がった飛球がストンとスタンドへ。さらに3回表には和田のセカンドフライで小関が本塁へタッチアップ成功(ナイス判断)、そして同点に追いつかれた4回にナカジードカーン!!の10号ソロとライオンズペースに試合は進む。よし、今日こそはイタダキだっ。

 

ブルペンが近く、さえぎるネットもない

 ところでこの球場のレフト外野席はスポーツニュース等で見る限り、いつも閑古鳥の印象である。それもそのはずで西武応援団は実は内野におり、自席の少し後ろで太鼓とトランペットを使い頑張っている。それは良いのだが、トランペットを吹くニーチャンでなぜか極端な下手くそが1名いて、ほとんど不協和音でウザイことこの上ない。周囲の観客も「なんだありゃ」という感じで盛んにふり向いていた。自分の部屋での演奏ならともかく、パブリックスペースである以上は周囲の顰蹙を買わぬよう、もっと練習しなくてはいけない。若きニーチャンよ、自己満足ではダメだぞ。

 さて松坂は5回までは例の如く「ツースリービッチング」で、球数がみるみる増えていく。なぜこんな表現をするかと言うと、この球場ではスコアボードに投手の累積投球数(ストライク/ボールの区別を含む)が表示されるのである。これも他球場にはないサービスで、皮肉にも松坂の球数の多さがリアルにわかってしまうのであった。

 それでも6回以降は、早めに打ち取るピッチングに変わってきたようであった。

西武ドームではこのアングルは指定席だ
 試合は終盤となった。2階席をまだ見ていなかったので移動する。2階席のうち両翼部分は吹きさらす風が観客といった有様、実際の観客は内野部分にポツポツと点在する程度であった。

 しかし右のアングル、まさにバックネット裏であるが自由席である。もっとも前方の一部は指定席で、ちょうど千葉マリンスタジアムをイメージすると良い。それでもこの席は松坂の配球が手に取るようにわかり面白い。ちなみに西武ドームの場合、このアングルで観戦するには、インターネットオークションや金券屋の「お高い」チケットに頼らざるを得ないのが実情である。

 結局9階裏にランナーがたまりピンチもあったが、松坂が完投で4勝目をあげた。当方も今回の遠征観戦を1勝1敗で切り抜けることができ、勝ってヤレヤレというのが偽らざる心境である。

 ヤフーBBスタジアム、雨天の心配を除けばケッコウGoodな球場であった。

このアングル、いいよ〜ん!