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   2005・夏の観戦記(金沢・富山編)

   観戦日/平成17年7月26・27日(火・水) 

 

 今期の遠征観戦第一弾は「ロッテ×西武」の北陸シリーズである。台風が房総沖に大きくそれ、試合は決行かなと思いつつ小雨の残る金沢駅に降り立った。さて球場へのバスは…と周囲を見渡すが本日のイベントに対する案内は何ら見当たらない。困ったのでチケットに記載がある北國新聞社へ電話すると、バスターミナルの11番/運動公園行きを教えてくれてホッとする。さて340円払ってバスに乗り込むと立ち客も出ない状態で出発、海浜幕張の京成バスを知る者にとっては全く拍子抜けだ。さらにバスは夕方の大渋滞に巻き込まれ5qの道を60分かかって球場着(時速5キロだ…)、試合開始ぎりぎりの到着で、やれやれ…。なお「運動公園」には実に広大な駐車スペースがあり、ギッシリとクルマで埋まっている。そう、地元客はバスよりもクルマだったのである。

   

試合開始直前、入場者は傘をさしている。

  さて予め購入しておいた外野自由席券でレフトスタンドへ。石川県立野球場の外野席はコンクリートの段々で、めいめいが敷物持参で座っている。雨はかろうじて止んだとは言えコンクリはびしょびしょで、こりゃ立って見るしかない。ホームからレフト方向に台風の置き土産の強風が吹き、顔に激しく当たる。両翼が91.5メートルの狭い球場でこの風ではレフトに本塁打がかなり来るのではと思ったものの、和田がライトへ打ったソロホームランがこの試合唯一の本塁打であった。

  試合は河原が5回につかまり逆転、ライオンズも9回に追い上げたものの暴走気味のタッチアップがアウトとなり、あっけない幕切れとなった。    

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
西  武 0 1 0 0 0 0 0 0 1 2
ロッテ 0 0 0 0 3 0 0 0 X 3

夏休みとあって子供の姿が多い。

 球場内はロッテファンの外野応援が「それらしさ」を演出する以外はのんびりしたもので、特にどちらのファンでもなく野球そのものに興味があって観戦している観客が多いな、という印象だった。夏休みの子供の姿も多く、帰りの電車の心配をする某ドームと異なり試合終了まで観戦する子が多かったようである。

  残念ながら本日は敗戦、さぁ金沢駅前のホテルに戻るとするか。(帰路のバスは25分で着いた)

 

 

 

自席(立ち見)からホーム方向を見る

  日が変わり水曜日。日中は雨晴海岸や岩瀬浜方面で時間を潰し、夕刻に富山駅から球場行きの臨時バスに乗る(30分で540円だった)。やはりすいているが、昨日ほどの渋滞はなく富山アルペンスタジアムに着いた。例により広い駐車場があり、クルマで埋まっている。

  右の写真にもあるように競技場らしい近代的な外観で、かねてから「北陸一の球場」と書物やファンHP等で紹介されるだけのことはある。本日は内野自由席を取ってあるのでそちらへGo!

 

 

    アルペンスタジアムの正面入り口

 さて自席からみた球場内はこのような感じである。外野席のスペースは昨日の石川県立野球場と大差ないが、内野席の作りが大きくて風格がある。両翼も99.1メートルあってグラウンドの広さも合格点である。

 唯一惜しかったのは内野席がポール際まで張り出しているため、自席からはレフトポール際がスタンドに隠れて見えない点であった。4回表の片岡2ランがポール際に飛び込んだ時はその死角のせいで「??」状態、ライトスタンドが静まり返ってホームランとわかる有様であった。

 

3塁内野自由席から見たグラウンド

  試合は西武リードのまま終盤にさしかかる。そろそろ外野でも応援してみたくなったので8回から外野席へと移動する。ところで内外野席の境は鋼鉄の扉で隔てられているのだが、子供たちはそれによじ登って自由に越境している。“元”子供の自分も「内野から外野なら権利の過少行使だからいいだろう」などと都合よい理屈をつけ、十数秒後にはパッと外野エリアに着地していた。

  外野席は右下の写真でわかるように芝生席である。自分も座ってみたが、西武ドーム外野席よりも傾斜があるので敷物によってはズズズと滑る。ここも昨日同様に応援団以外は「ライオンズファン」というより「野球ファン」の集まりで、ロッテの得点シーンに賛辞の拍手もあったりした。

  試合は松坂が7イニングを0点に押さえ、あとは継投で逃げ切った。

松坂タノムぞ…
    1 2 3 4 5 6 7 8 9
西  武 0 2 0 2 0 0 1 0 0 5
ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

 

 

 

 

 

 

外野席は芝生席、寝転がる人も多い