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プレーオフ敗退、ファンの気持ちは

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   本年は借金「2」ながら3位、制度の恩恵(?)を受けて出場したプレーオフはファン諸氏もご存知の通り2連敗、日本シリーズ出場の夢はあっさりと消え去った。

   個人的には阪神タイガースに対し20年前の雪辱を果たしたかったのだが、冷静に考えれば今のチーム内容では4タテ食ってもおかしくないことをロッテ相手のプレーオフで教えられた、と言うところだろう。カブレラのケガによる欠場があったとは言え西武の伝統的な「精度の高い守りの野球」が全くできておらず、今のロッテとの差を強く感じた。

  なおインターネットサイト等で、借金のあるチームがポストシーズンに出ること自体がおかしいとの意見も一部にあるようだが、自分はこの意見を採らない。予めシーズン開幕前から「ウチのリーグでは下克上アリだよ、3位まではね」との明文の約束事がある以上、その通りにデュープロセスに則って戦ったまでのこと、仮にライオンズがプレーオフを制したら、こんな弱いチームを叩けなかった上の2球団がひとえに悪いのである。  

最終戦、試合終了後のセレモニー

  もちろん現行のプレーオフ制度自体には改善すべき問題がある。特に上位チームに対するアドバンテージ設定等については今後再考の余地があろう。制度についてはより多くのファンに納得される内容にすべきで、この点に異存はない。

  いずれにせよ、この結果で今秋のライオンズファンは早くも仕事に学業に打ち込める環境となってしまった。球団売却騒動は現在のところ鎮静化してはいるものの、主力選手の移籍問題等で来月以降は再びファンの議論が熱くなりそうである。その時まで自分もしばし落ち着けるのかな、という感じである。

 

 

 

「プレーオフもより一層の…」  う〜ん、下克上ならず!!