本年は借金「2」ながら3位、制度の恩恵(?)を受けて出場したプレーオフはファン諸氏もご存知の通り2連敗、日本シリーズ出場の夢はあっさりと消え去った。
個人的には阪神タイガースに対し20年前の雪辱を果たしたかったのだが、冷静に考えれば今のチーム内容では4タテ食ってもおかしくないことをロッテ相手のプレーオフで教えられた、と言うところだろう。カブレラのケガによる欠場があったとは言え西武の伝統的な「精度の高い守りの野球」が全くできておらず、今のロッテとの差を強く感じた。
なおインターネットサイト等で、借金のあるチームがポストシーズンに出ること自体がおかしいとの意見も一部にあるようだが、自分はこの意見を採らない。予めシーズン開幕前から「ウチのリーグでは下克上アリだよ、3位まではね」との明文の約束事がある以上、その通りにデュープロセスに則って戦ったまでのこと、仮にライオンズがプレーオフを制したら、こんな弱いチームを叩けなかった上の2球団がひとえに悪いのである。
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