今期は実戦を観戦する機会が少ないせいか記事の更新も途絶えがち。でもチームは首位だからまぁいいや、と思っていたのはつい1ヶ月前のことである。ところが今はなんと最下位、それも28年ぶりの10連敗でお先真っ暗と言ったところである。
今から28年前と言えば“新生”西武ライオンズが開幕から12連敗(2引分け含む)した年で、このときは他チームから選手を取りあえず寄せ集めたという感じのチームであった。ちょうど2年前の楽天イーグルスと似ており、未だチームの体裁が整っていないために負けるべくして負けたシーズンであったとも言える。
では今年の不振の原因はなんだろうか?
客観的には主力投手が1名抜けた事実はあるが、1週間に1回しか登板しない投手の離脱を以って原因とは言えないはず…と、つい最近までは思っていた。でもそれは案外違うのかもね。その投手は昨年「自チームの野手は球際に弱い」と直言し、自分自身についてはその反論を許さないピッチングで結果を残していた。つまり「自分に厳しい」選手がベンチにいると全体が引き締まるのである。奇しくも右の写真、西武ライオンズが非常に強かった時代にはチーム全体がそんな感じだったような気がする。
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