原爆の夢

前書き・終章2022/10/4UP

1989年8月。私が15才の時、広島で見た夢。

JG(女子学院)の夏の合宿。広島の原爆資料館に行く前の日。

広島の旅館に着いて、旅館で寝た時、長く見た原爆の夢。

原爆の夢が終わる直前に、夢の終わりとして観音様のお告げを受けた。

観音様曰く

「『原爆は人間が造ってはならない。使用してはならない物だった。』と世界中の神々全てが昔も今もそう思っている。

世界中の神々が『NO』を突きつけた原爆。

原爆が広島、長崎で投下した後、世界中の神々が全て、広島・長崎に集結した。

目も見えない、耳も聞こえない人間達を川まで歩かせ、水を飲ませる為に。


被爆し、全身ケロイドで目も見えない、耳も聞こえない人間達に水を。

一人の人間に対して、世界中の神様一人。

一人の人間に対して、仏様一人。

一人の人間に対して、天使様一人。

一人ずつ縦一列に川まで歩かせて、その人間達は川の水を飲み、皆死んだ。

この原爆の夢を遅くても構わないから世界中の多くの人々に伝えなさい。世界中の神々からの使命です。」


観音様のお告げを受けて、直ぐ目が覚めた。汗びっしょりだった。

起きた時は、朝6時。


広島・長崎の原爆の直後、ケロイドで皮がめくれ、衣服も殆ど無くなり、川まで、どこまでも縦一列の列になって歩き、

川の水を飲んで死んだ人間達。列になって歩けるんだから、目は見えた筈だ。

川まで歩けるなら川の水の音が耳で聞こえる筈だ。と、科学者達は現在でも、そう考えているが、それは大きな誤り。

実際には、縦一列の人間達は、目も耳も見えず聞こえず。

それは、私の夢で明らかになった。その日の夜、10時に眠って直ぐ、変わった夢を見た。

原爆の夢

夢では、場所が広島。1945年8月6日。

私は日本人の女性だった。場所は家と家の間の狭い路地。

ピカッと一瞬の光があり、その直後、強い熱風。

熱い壁か、何かに風で飛ばされ、全身が吹き飛ばされ、一瞬で何も見えなくなった。


真っ暗だ。目が見えない。痛い。

強い痛み。全身が痛い。熱い。熱い。

痛い。痛い。熱い。熱い。耳も聞こえない。

手で触ったら、ダラーっと耳たぶが取れて、耳が無くなった。

三つ編みの頭髪が全部、ごっそり抜けた。鼻が痛くて匂いが分からない。

手で触ろうとしても、目が見えないから分からない。ダラーっと、皮がめくれ、鼻は無かった。

体を触ろうとしても、ダラーっと皮がめくれ、服が無かった。

熱い。熱い。熱い。痛い。痛い。痛い。

舌が焼かれて、口に唾液も無い。乾いて、熱い。

水が欲しい。水が欲しい。

目が見えない。真っ暗だ。

痛い。痛い。痛い。

声が出ない。やけどで舌が動かない。

痛みに耐えられない。真っ暗で、歩けない。


すると、ヒタヒタと、誰かの足音が聞こえる。

耳が全く聞こえないのに、足音が聞こえる。遠くから、こっちに来ている。

真っ暗の世界。音の方を見ると、金色の足跡が光ってみえる。

裸足の足跡。金色だから、仏様の足跡かも知れないと思った。

真っ直ぐではなく、邪魔な物を避けながら、足跡が歩いてくる。ヒタヒタと。


自分の少し前で、足跡は動かなくなった。足跡が立って、私をずっと待っている。

足跡が少し遠くに歩き、また戻ってくる。自分が歩くよう、ずっと待っているのだ。


仏様か分からないが、足跡の通りに歩いてみた。一歩歩くと激しい痛みがする。

私が一歩歩くと、足跡が遠くに一歩歩く。光る足跡の通りに歩く。

右や左や、足跡のあるところ以外は、死体か、邪魔な物があり、歩けなかった。

光る足跡の通りに歩く。歩くと、激しい痛みがあるが、光る足跡がじっと待っている。

光る足跡が歩く通りに歩く。地面が熱く、歩くと足の下の皮がめくれる。靴は溶けて無くなっていた。


かなり歩いた。光る足跡が消え、その瞬間、足に冷たい水があった。

川だった。水が流れている。その場で倒れ、手で水を一杯だけ飲んだ。

死んだ。顔も体も川で流れていった。


続いて、また夢を見た。


場所は広島か長崎。私は韓国人の女性だった。韓国の服を着ている。

現在でも知らない人が多いが、原爆で外国人も被爆し、大勢死んでいる。


ピカッ。一瞬の光で、豪風。熱い。体が灼けるようだ。

家の中に居たのに、窓から豪風で家が飛ばされ、真っ暗に。

目が見えない。暗い。真っ暗だ。熱い。熱い。痛い。痛い。

悲鳴の声が出ない。喉が熱い。痛い。舌がやけどで動かない。がらがらだ。

口に血も出ない。熱い。喉が渇いた。

水。水。水。声が出ない。

韓国の綺麗な服も真っ暗で見えない。触ろうとしても、体の皮がダラーっとめくれ、服が無い。

自分の胸も、ダラーっと垂れて、落ちていった。

真っ暗だ。音も無い。

長い頭髪がごっそり抜けた。泣いても、泣いても、涙が出ない。


すると、誰かの足音が聞こえる。コツ、コツ、コツ。

見ると、真っ暗なのに、光る銀色の足跡。光る足跡がコツ、コツと遠くから近づいている。

足跡が、日本の靴ではない。外国の靴だ。韓国の靴だ!韓国の誰かの光る足跡だ!神様だろうか?

神様がこんなに熱い、痛い処に来るだろうか?近くに光る足跡が歩いて来て、自分の少し前で待っている。

じっと待っている。遠くに歩き、また戻ってくる。

歩けと言っているようだ。

自分が一歩歩くと、足跡が一歩遠くに歩く。足跡の歩いた通りに歩く。

別の場所を歩くと、ぐしゃっと何かを踏む。誰かの死体だ。足跡が歩く通りに歩く。

歩くと痛い。靴が無い。靴下も無くなった。素足だ。

地面が熱い。地獄のようだ。

歩く度ごと素足の皮がめくれてくる。足跡の通りに、どこまでも歩く。

自分が歩かないと、ずっと足跡が立って、待っている。

かなり歩いた。石ころ。冷たい水。川だ!歩くと、水が飲める!手で水を一杯だけ飲んだ。

死んだ。


再び、夢を見た。場所は広島か長崎。中国人だった。軍需工場の近く。

あまり公でないが、中国人も原爆に被爆し、大勢死んでいる。

毎日働かされ、工場の中に居た。ガラクタを捨てに外に出て、日光に当たった時だった。


ピカッ


一瞬で全身に熱い光を浴びた。強風で体が吹き飛ばされた。

工場の中では、集めた金属らしい鍋や、やかんを溶かしていて、残ったガラクタが外に捨ててあった。

そこまで体が飛ばされた。

原爆で投下した時、外にいたか、家の中にいたか、光を浴びたかどうかで生死が分かれた。


自分は熱い光を浴び、アルミのガラクタに飛ばされ、動かなくなった。

真っ暗だ。全身が痛い。熱い。痛い。痛い。痛い。

声が出ない。口に唾液が出ない。血らしいものか膿らしいものが出ている。喉が渇いた。

水。水。水。

顔を触ると、ダラーっと皮がめくれた。

目が見えない。真っ暗だ。服が無くなっていた。体が熱い。体の皮も、筋肉も、ダラーっとめくれる。

アルミが熱いんだ。真っ暗の中で、地面を触ると、そこも熱い。フライパンのようだ。

でもアルミよりは、まだいい。熱くて、のたうち回った。

声が出ない。全く音も聞こえない。耳を触ると、耳たぶがめくれ、耳が無かった。


真っ暗な世界に、コツ、コツ、コツ、足音が聞こえる。誰かが走ってきた音だ。

見ると、真っ暗の中、光る銀色の足跡が走ってくる。小さい足跡。

天使の靴か、中国の靴だろうか?てん足の靴か?


自分の前で止まり、光る足跡が、ずっと待っている。足跡の場所が、間を避けて歩いている。

足跡の光る場所に手を出したら、アルミがなく、地面。

光らない場所に手を出したら、アルミの鍋の細い物があり、熱い。熱い。熱い。

光る足跡のある場所しか、歩けない。光る足跡の通りに歩く。

自分が歩く度ごと、光る足跡が歩きだす。光る足跡がずっと待っている。

コツコツと音を立てて、自分が歩くのを待っている。光る足跡を辿って歩いているうちに、誰かが手や、足を引っ張る。

歩くなと誰かが邪魔をしている。


原爆の映画を見た事がある。

実際に、原爆投下の後川まで縦一列の列が出来て、ケロイドのように、やけどをした人々が川まで歩き、水を飲んで死んでいる。

列になっている人間を、家族や友人が歩くのを止めようとしても、止まらない。川まで歩くのだから、川の水の音は聞こえる筈。

しかし声を呼んでも答えず、止めようとしても無視し、川まで歩き、川の水を飲んで死んだ人々。

縦一列に列で歩くのだから、目も見える筈。しかし隣の家族や友人がいても、無視して川まで歩いた。

現在でも、その理由は謎のままである。


自分も、工場の人か友人か歩くのを止めようと手を引っ張っている。でも歩くのを止めると光る足跡が消えてしまう。

光る銀色の足跡が待っている。隣で誰かが何か話しているようだ。が、全然聞こえない。

光る足跡が、コツコツと足音を立てて、待っている。待っているんだ。

光る足跡が見えなくなると、また熱いアルミを踏んで歩くことになる。光る足跡が待っている。

コツコツ足音が待っている。行かないと。


光る足跡を追いかける。地面ばかり歩き、地面が石に変わった。冷たい石。水が寄せてくる。川だ!水だ!

光る足跡は、もう消えてしまった。川まで走ったら、川の水を一杯飲んだ。

死んだ。体全身が川に流れていった。


悪夢が終わらない。

終わったと思っても、次のピカッとした悪夢が始まる。

繰り返し。

次の日、朝6時まで私は夢で何十回も被爆し、川まで歩いて水を飲んで、死んだ。

全ての悪夢が終わる頃、観音様が現れ、お告げを受けた。

「この夢を、世界中の人々に伝えなさい。世界中の神々からの使命です。」そのお告げは、最初の文章の通りです。


朝ようやく起きたら、汗びっしょり。悪夢が何時間も長かった。

次の日、JGの夏の合宿で原爆資料館に行き、何度も吐いた私。

JGの保健婦さんが付き添ってくれた。先生曰く「JGの生徒で吐いたのは初めてです」。

この夢を見てから、もう24年。私の夢で死んだ魂が成仏してないのでは・・・?

8月になると、原爆の夢を思い出す。吐き気がして、友人には、ずっと言えなかった。


終章:原爆被爆地の川の水は放射能で汚染されていた。

高濃度の放射能水を飲めば、必ず死ぬ。その理由を知ったのは、つい最近。

私は、水を飲んで、何故すぐ死ぬのか、理由が謎だった。

が、夢であった通りに書かねば、神様に殺されると思い忠実に書いた。


P.S.人々を助けた天使達も、放射能で羽が灰色に変わった。

アインシュタインに宇宙の図書館の極秘資料を〝閃き〟として与えた犯人は、当時の唯一神『セト』だった。

なのに、『セト』は羽が灰色になった天使達を堕天使として降格させた。

宇宙の図書館・アカシックレコードの管理人・堕天使ルシファーが部下として雇った。

原爆は使用してはならない。

観音様、後はお任せします。


必ずこの夢を誰か、英語やフランス語、外国語に翻訳し、外国に伝えてください。

私の名はcornelia。お願いします。こうねりあの画廊・夢日記はパソコンに日本語入力必要。文字化けします。

CIAよりカトリック総本山バチカン情報の方が速い。

ヘルメスに捧げる。