日常あるいは平穏な日々(3)





サッカーを夜中に観戦していたにゃ。
ヨーロッパサッカーはさすがに面白いのにゃ。
私の応援したチームは準決勝で敗退。
本当におしかったにゃ。
でも、これで眠れない日々を過ごすこともなくなったにゃ。
で、友達と試合を振り返って、喫茶店で喋ってるにゃ。

「やっぱり、ニャッカムがあそこでPKを外したのが敗因だと思うにゃ」
「ニャッカムの時代は終わったんだよ」
「ニャダンたちもぉ…優勝候補だったのにトーナメント初戦敗退だしぃ……」
「世代交代の時期かにゃ」
「そうかもぉ」
「準決勝は、ニェドヴェドが怪我で途中交代したのが悔やまれるにゃ」
「なるみにゃんの予想はチェコだったからね」
「私はぁ…スペインでしたけどぉ…リーグ戦で敗退……」
「洋君は、どこだったっけ?」
「オランダ」
なんだ三人とも予想ははずれてたのにゃ。
「ヨーロッパサッカーも面白かったけど、Nリーグも凄かったな」
「マリニャスの3ステージ連続優勝だにゃ」
「途中まで、無理かもと思ってましたぁ」
「やっぱりドラゴンの存在は大きいのだよ」
「ニャン・ジョンファンも最後は大活躍していたにゃ」
「チーム一丸となっていましたぁ」
「セカンドステージも楽しみだにゃ」
ジュースを飲み終え、小腹が空いたので軽く食べるものを注文する。
「キリンカップにはドラゴンは出ないのにゃ」
「そうらしいね」
「日本のFWは大丈夫かしらぁ」
「にゃかはらもいないんだよね」
「五輪代表だからにゃ」
「にゃにゃぎさわは、チームが変わって辞退するみたいに言っていたし」
「でも召集されてるのにゃ」
「本人はそんな場合じゃないって、言ってますよぉ」
「アジア杯も厳しそうだし……」
しばし、沈黙。
そのとき、洋君が時計を見たにゃ。
「もう、こんな時間だ。そろそろ帰るとするか」
「そうだにゃぁ」
「また、今度会いましょう」

洋君とミィちゃんと別れる。
野球が大変なことになっているけど、やっぱりサッカーが面白いにゃ。
今度は生で観戦してみたいにゃ。
そんなことを考えながら、途中で夕飯の買い物をして家に帰ったにゃ。



おわり




3周年記念ということで、記念小説擬似日常を描いてみたにゃ。
もちろん、この話はフィクションにゃ。
登場する人物、団体などは実在の人物、団体とは関係ないにゃ。
どうだったかにゃ?
次回、何かの記念でまた書きたいと思うにゃ。
今度のネタは、何にしようかにゃ?




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