活動内容
部室内・談話
【巫子】
ようこそ、わが部室へ
私はこのオカルト研究部の部長・神倉巫子よ。
世界一の美少女にして式神使いでもあるのよね。
う〜ん、自分の才能が怖いわ。
【かすみ】
部長、そんなことより、このホームページの説明を。
【巫子】
わかってるわよ。
ここは私と副部長の朝霞かすみ、下僕のゼロの三人で管理進行……。
【零】
僕は下僕じゃありません!
【巫子】
なんだ、ゼロ。いたの?
【零】
さっきからずっといます。
【さやか】
まあまあ、話が進まないからおとなしくしとき。
【零】
誰です?
【さやか】
うちは、部員の葛西さやかいうんや。ゼロちゃん、よろしく。
【零】
ゼロちゃんって……関西の人なんですか?
【大樹】
違いますよ。彼女は東京生まれです。
彼女の使う言葉は、葛西弁です。関西弁が格好いいから真似してるだけです。
あ、申し送れました。私は松下大樹といいます。
【零】
あ、僕は秋田零です。他の部員の方ってはじめて見ました。
【大樹】
仕方ないですよ。ここの部員は私たち5人しかいませんから。
【零】
あれ? 部員は10人じゃないんですか?
【大樹】
いえ、人間の部員は5人なんです。文字通り幽霊部員がいまして、みなさん、亡くなっています。
【零】
うげっ。僕、帰ります。
【かすみ】
帰れませんわよ。零君に拒否権はありませんから。
【零】
ひどっ。
【かすみ】
それに、勝手に帰ると契約不履行で、私の実験台になってもらいますわよ。
【零】
そんなこと認めません。僕の体を操って契約されたものなんて……
【かすみ】
でも、筆跡は零君のものですから、有効ですわ。
【巫子】
ゼロの権利はこの際どうでもいいのよ。先に部の活動内容の説明をするからね。
【零】
どうでもって……
【巫子】
この部の主な活動内容は、校内で起こる怪奇現象の原因を突き止め、その原因を取り除くこと。
話し合いで解決できるなら話し合いで、できなければ武力行使をします。
とまあ、そういうことね。
【さやか】
ほかにこの街の怪奇現象もうちらが、解決してるんやね。
【零】
そうなんですか?
【さやか】
なんやゼロちゃん。知らんかったんかい。
【零】
初耳です。
【大樹】
あと、他の地域で活動している人たちと交流したりもしてるよね。
【巫子】
ああ、あの謎のホームページのメンバーね。
【かすみ】
あのホームページの話は別のところでしますので、今は話を進めます。
【巫子】
あとは……なんだったっけ?
【零】
あとは、活動報告を見てください。コミケでも僕たちの活躍する同人本が出ています。
【巫子】
ゼロのくせに美味しいところを取って……あとで折檻ね。
【零】
え〜、なんで〜。
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