2003年12月1日(月)ケナガコナダニ



本日は、午前中はJAのおさむちゃんと
中央近辺を回った。

カズヨシ親分ちの土着カブリダニだが
見事にアザミウマの被害がでかかっていたのを
食い尽くして、今年もなかなか快調!快調!
思っていたのだが

なんと、あまりにも順調にエサダニの方の
ケナガコナダニが増えすぎてしまい・・・

数年前に高知県の山の方で問題になった
ケナガコナダニの増えすぎで、作物自体につきすぎて
売り物としてちょっと問題!!??状態になってしまっていた。


この米ナスのヘタのところなどけっこうついている


それから更にヘタをめくると







こんな風にうじゃうじゃっとくっついてしまっているのだ。







米ナスのおしりの花落ち部にもいっぱいなのだ




去年も一昨年も今までは、アザミウマの天敵としてたいへん有効な
土着のカブリダニのエサとなる、このケナガコナダニが増えたら
その分土着カブリダニが増えてそれなりにきれいにバランスが
とれていたので、ケナガコナダニだけがこんなに爆発することは
なかったのだが、今年はちょっとそのバランスが崩れちゃったのだ。

今までとの違いはなにかというと、
カズヨシさんちはハウスの立て替えをしたので
夏場いつもの太陽熱処理ができなかったため、
通常の土壌消毒をして、定植日も普段の9月15日あたりから
10月下旬と遅かったわけなのだ。

だいたい、定植して、畝間にモミガラとふすまをふって
一ヶ月後にケナガコナダニが増え、それと同時にカブリダニも
増えてくるところなのだが、ちょっとだけカブリダニの立ち上がりが
遅く、ケナガコナダニが増えすぎている!

ということで、だいたいいいのじゃないか!

ちょうど、今収穫しているのは、地面に近い
一番果実なのでよけいたくさんくっついちゃっている
わけなのだ。

ま、とにかく、今の果実は水であらって
ケナガコナダニを落として出荷する!と
いうことで・・・・

いろいろ天敵利用にも苦労があるわけですね。

何事もバランスが大切ということで
本日もよいお勉強となりました!





ちゅうことで、午後から課会で
いろいろ情報交換した。

さて師走
年末に向けて
レッツゴー!なのであった。



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