タイリクヒメハナカメムシの野外での越冬

さて、高知県安芸市では
あっちこっちのハウスでタイリクヒメハナカメムシが活躍しておりますが
当然野外でも元々在来のタイリクヒメハナカメムシがおるわけで
導入したタイリクヒメハナカメムシなのか、在来のやつなのか
どっちなのかは、今後、遺伝子鑑定などしてみないことには
わかりませんが、とりあえず、マニアックI野さんのハウスの
横の菜園で観察された越冬場所をご紹介いたします。




それは、


2003.1.8安芸市内マニアックI野ハウス横の菜園にて撮影

どうですか、ふかふかの暖かい羽布団のような感じでしょ。

これはニンジンの若芽の部分でございます。



2003.1.8安芸市内マニアックI野ハウス横の菜園にて撮影

葉の元の間とゆうかすき間に入り込めるようなところに
潜んでおります。

それで、日中だんだんポカポカ暖かくなってくると
活動しているようです。

ちなみに、そのニンジンにはニンジンアブラムシ!?
がついておりまして、タイリクヒメハナカメムシにとって
たいしたエサではございませんが、まあ冬の間の
食いつなぎ食料としては十分機能しているようであります。




それからこれは2002年1月にマニアックI野さんが
撮影した写真ですが

トウモロコシの葉の間をめくったりすると
けっこうすき間に潜んでいるのです。



これも同年マニアックI野さん撮影の写真ですが
とうもろこしの葉がまいた中に潜んでいるタイリクヒメハナカメムシです。


きっと、野山、里山、そして環境にやさしい農業の取り組みをしているハウス
の回りなどででは、いろんな野菜や雑草の中でこんなふうにして
寒さをしのいで暖かい春がくるのを待っているのでしょう・・・!


春になって、外国から日本に帰化してしまった
悪〜い害虫ミナミキイロアザミウマなんかがハウスの外でも増えてきたら
ハウスの中に入ってこんようにブイブイ食べて、
野菜をしっかり守ってちょうだいよ!




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