すごいやつ:タイリクヒメハナカメムシ
高知県では、どこでも自然に生息しているカメムシ

カメムシとゆうと、くさ〜いイメージがあるが、
このにおいがたまらない!!とゆうマニアもいる!!
(タイリクヒメハナカメムシは全長2mmほどで小さくにおいは少ない)

とてもたくさんの種類があって、稲や果樹の害虫になる
カメムシから、とっても美しいカメムシ、そして作物には
全く害を及ぼさず、害虫だけを食べてくれる、いわゆる
害虫の天敵としてすばらしい活躍をしてくれるものまで
いろいろとあるのです。
写真提供:農技センターシモモトくん
カメムシは脱皮して大きくなります。
タイリクヒメハナカメムシは、卵からかえって一令幼虫
となり、その後脱皮を5回繰り返し、成虫となっていきます。
その間、作物の害虫の
アザミウマ類、コナジラミ類、ハダニ類などをどんどん食べて
やっつけてくれます。

例えば・・・




ピーマンの花にこんなにたくさんの害虫ヒラズハナアザミウマが・・・

こいつは、悪いやつで、花のうちからガジガジとかじるものだから
実が大きくなるほどに、小さなかじり痕が大きくなり
出荷するころにはせっかくの果実が傷物になってしまうんです。




それが、タイリクヒメハナカメムシがいると・・・
いつの間にか食べ尽くし害虫を蹴散らしてくれるのです。


この黄色いかわいい花はキュウリの花

同じくアザミウマの被害を受けるが、タイリクヒメハナカメムシ
のおかげで、ピカピカのキュウリに




そして、この紫の花はナスの花

真ん中にいる茶色いやつは、タイリクヒメハナカメムシの幼虫

おかげで、殺虫剤に頼らなくても、美しい果実が収穫できる。

写真提供:アリスタライフサイエンス鎌田さんより