2004年2月4日(水)ハダニバエ



本日もミョウガの天敵を入れてもらうところを回った。

ミョウガはカンザワハダニとかナミハダニが
とにかく問題なのだ。

それで、イチゴでやっているように
ミヤコカブリダニとチリカブリダニを
組み合わせたりして定着させていくわけだが

ハダニがいるところには放飼して定着した
カブリダニの他にもすでに土着の天敵が活躍していて

その一つがハダニバエだ。



指と比べてこんなにちっちゃい

アブラムシの天敵のショクガタマバエの幼虫のウジ虫と
似たような感じで、とにかくハダニのところにいる。


これがどうもハダニバエの卵じゃないか







それから左上が害虫のハダニで
右下のウジがハダニバエの幼虫で






この葉脈沿いに、白いワタでくっついているのが
繭(まゆ)というか蛹というかだ。
ハダニの左の二つはまだ中にいるが
ハダニ右のやつは、脱け殻になっている。

親は葉っぱをビニール袋に入れているが
羽化してきたハエを見ると
カのようなショクガタマバエとはだいぶ違うようだ。
(写真はまだ)
ショクガタマバエの親は完全夜行性だが
ハダニバエはどうなのだろう???

それから、縞々模様できれいなハダニを食べるアザミウマの
ハダニアザミウマもいた。

他の害虫の防除といっしょでミョウガのハダニの防除も
放飼したカブリダニを中心に
こういう土着のいろんなやつも定着して
バランスが取れてきていい感じとなるのだろう。


それからおまけで、最近増え気味の新害虫の

クリバネアザミウマ



これがちっちゃい方も大きい方も幼虫

これはとにかくなんかきたならしいアザミウマだ。
幼虫の時から、なんかすでに、しみったれている。



成虫をアップすると、毛並みはきれいといえばきれいだが
ヒラズと同じくらいの大きさで、ボテっとしていて
動きも鈍い。


幼虫の上にあるのが、どうもうんこだ。
こんなかんじで
とにかく、被害跡がきたならしい。
どんどんどんどんうんこだらけになっていく。



それから3時から安芸ブロックの役員研修現地検討会で


普通ナスのヒロミチさんち
千両のオサムちゃんち
米ナスのカズヨシさんち
シシトウのケイスケさんちを回った。

品目は違えど、どこも天敵ハウス
回る役員さんもほとんど残らず天敵マン


夜は白ボタンなど回った。






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