2005年11月12日(土)

 



本日は
なんかどこに行くのかよくわからないまま

朝6時半にご飯を食べに行った。

朝ご飯の時に
わたしの分の講義もカントリーレポートも終わったので
もう帰っちゃうのか?と何人かに聞かれたが
みなと一緒に行かせてもらうのだというと
とても喜んでくれたりして
うれしかった。

ということで
7時にはバスに乗り込んだ。

水着は持ったか!とか
いろいろみな言っていたので
海の方に行くのだろうか
・・・

なんというか、
行くところを教えてもらっても
地図と見比べるようなことができないので
どこにいて、どの道を通って、どこに行くのやら
まったくわからないのであった・・・


ま、しかし、そんなことは
どうでもよくて
とにかくバスにみなと一緒にワイワイと乗り込んで
ちょっと遠足気分の一泊研修旅行の出発なのであった。






しばらく行って
トイレ休憩

なんというかどこまで行っても
平原なのであった。





すれ違うトラックもなかなか派手だが
観光バスもすごいのであった。

私らのバスは奥の
シマウマバス


2時間半くらい走って
有機農業の研究施設というか実証施設というか
到着した。


国王さんがかなり積極的に
有機農業を支援されていて




この海岸ぶちから
山の方まで
ぜ〜んぶが施設内で
いっぱい人も住んでいて
みんな循環有機管理をしているようだ。






歩きながら
圃場というか施設内を回って行った

ここは休憩所のようになっていて
いろんな用途の微生物菌群
が紹介されていた。





トロピカルジュースと
おもちのようなお菓子が
とてもおいしかった。







コンポストを早く分解するための
菌群とか
それを肥料として使うのに適した菌群とか
エサにするために適した菌群とか
作物の病害対策に使うための
菌群とか
魚カスなどを分解するための菌群とか

いろんな用途の微生物菌群が製品化されていて
それは販売しているのではなくて
使いたい人に無料で配布されて
有機などの取り組みを進めるよう
取り組まれているとのことであった。



これは害虫対策用の
液を作る微生物菌群の紹介のようだ


なんかこうホット系の根や実や葉っぱばかりで
効きそうだといえば効きそうだが・・・





それから
圃場というか
草畑というか
歩いて行った。

施設の方がタイ語で説明してくれ
Mrチーフダイレクター・バンジェラス教授(黄色帽)
が解説してくれた。






なんかいいなあと思ったのは


施設の方が、これは
雨期の豪雨による土壌のエロージョンの防止対策など
について説明してくれているのだが
小学6年生くらいの息子さんが、
一生懸命説明してくれているお父さんを
尊敬のまなざしで見ながら、パチパチと写真を撮っていた。
8カ国の研修生の前で説明するお父さん!
かっこいいじゃないか!!








これは、何ともわかりにくいと思うが

真ん中のが作物の苗で
そのまま植えたのでは雨期の雨で
流れてしまうので
ノートを持っている人の足下にあるような
カヤのような根の強い草を丸く植えて
作物を囲んでエロージョンを防いでいるのだ
と行っていた。

まあ、そういう風に言われるとそういう風に見えた。


これは
左側の方が落花生の畑なのだ。
それで、くいと簡単な網のようなので
畑を囲んであって、これも
エロージョンの防止対策と言っていた。



落花生はもちろん無農薬で
さきほどの発酵させた忌避剤みたいなのは
使っているようだ。

ヨトウの卵みたいなのやら


なんか虫の卵とかコナジラミとかいっぱいいた。






それからまた別の担当の方が
いろいろ説明してくれ
アフィパン教授が通訳




この方は
栽培や害虫管理にも詳しい方だった。




花も含めて
果実から穀物、野菜など
いろいろ組み合わせなどが
大切なのだ














トカゲがバッタを食べていた。






これはセサミ







ヒマワリ







マリーゴールド
なぜかネットのような雨よけ




木のつたのようなやつはバニラ



これはバラ



でっかいショウガ



なんか害虫の飼育と



天敵の飼育もやっていた




いろいろ寄生蜂やプレデターの
研究もしているらしい






ココ(カカオ)のつぼみ

ココは木の途中にいきなり
ポコッと花が咲いて
そのままポコッとなる


カイガラムシなどもいっぱいついていて
ちょっと出荷できる実ではなかった。



この豆も
ホコリダニのような感じで
生長点があちこちかなりやられてきていた




森のように見えるところも
いろいろ木や作物の混植なのだ





日本でいうと、山の土地の境に植える雌竹のような感じ


なんか知らないがかわいい花






牛なども放牧していた




草も食べるが
木の葉っぱもバリバリ食べていた。



菌床をつめて
キノコも作っていた。



ビニール袋につめて



マキで滅菌して



菌を植えて



こういう小屋の中で
放置していた



下は水がたまっていて
キノコが出てきていた



あんまりうまく行っているようには
見えなかった・・・






それから

いろいろ
痛風にいいとか
糖尿にいいとか
滋養にいいとか
強壮にいいとか
毒があるとか
女性らしくなるとか
ケガにいいとか
とにかく
ありとあらゆる薬効のある
草や木が集められていた





30度以上の中グルグル歩き回って
あまりにもいろいろあったので
なんかボーとしてきたところで




アフィパン教授とMrダイレクターバンジェラス教授(ほんとに雰囲気似ている)と
説明してくれた職員の方にお礼の挨拶をしているタイからの研修生




そして
バスにのって
しばらく行って
夕方になり
いよいよ
なんかリゾート海岸のようなところへ
到着したのであった



かなり長〜い遠浅のきれいな海岸で
もう夕方だというのに
いっぱい泳いでいて



わたしらも
写真を撮ったりしていたが
入ってみると
水温はさすがに余裕で30度以上あって
メチャクチャ暖かく



ここはやはり
泳いじゃいましょうじゃないか

ということで


インドネシア対カンボジア対ジャパンの
水泳大会をしたり






バナナボートに乗ったりと
なかなか気持ちよかったのであった




まだまだ夜へつづく


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