2005年3月15日(火)
本日もバイクで通勤
今日はお仕事で南国へ行った。
それから種苗センターでみたこともない
ナスを見た。
丸ナスの変な色のナスだなあと思ったら
県育成品種のナスの台木の台二郎の
採取の親の台木のナスだった。
なかなかきれいに出来ていた。
それから、久しぶりに土佐ひめゆりの
スタービューテイーも見た。
最近いろいろハウスの中身の作物を見る機会は減ったが
ハウス本体を見る機会が増えて
いろいろハウス構造とコストと強度と機能と使いやすさとか
見ていくのもおもしろい。
いろいろ構造を見ていると
これはなんというか、
家を建てる時と同じだ。
在来軸組工法の基本というか
柱と梁の関係とかが
やっぱり大事で
設計士さんのいうとおりが一番なのはわかっていて
いろいろ施主としてはわがままがあって
ついつい基本構造がおろそかになって
わがままの方が優先してしまうというような
まさに、わかっていながらまあいいやみたいな
ところがあるのだが・・・
ハウスの場合は、家と違って
なんといってもお金を稼ぐ仕事場なわけで
台風とぶつかったりもするし、強いほどよくて
コストも安いほどよくて、見かけよりも何よりも
実を取る構造であるべきであるはずなのだが、
これまた、やっぱり人の意識の無意識の積み重ねというか
県民性やら、何の根拠もない素人理論がいつの間にか
広がってしまっていて、強度の足しにしては弱いが
不必要にムダな大きい部材が慣行になってしまっていたり
これで十分だという部分が、意外に欠点になっていたり
同じ手間で、ちょっとのやり方でかなり改善できるところが
もう昔から当たり前なのでそのまんまのまんまであったり
いろいろたくさんある。
ハウスの構造の検証は
先生がいうには
ほとんどされてないようだ。
されてはないが、いろいろ何十年も台風に
やられてきた経験からの試行錯誤と、メーカーさんの
ちょっとでも施工のしやすいやり方の追求から
今の大半の仕様ができているわけだ。
それと、農家のビニール張りのしやすさとか
作物の違いなどによる誘引や温度管理などの
使いやすさで、なんかあんまりつけいる隙がない
のじゃないかとも思っていたのだが
いろいろ携わってみると
一見バランスが取れた構造が、
いやいやどうして、
県の開発中のハウスしかり
沖縄のハウスしかり
国の超低コストハウスしかり
専門家がいろいろ工夫した仕様と比較していくと
まだまだムダな部分や、建前のちょっとした工夫だけでも
安くできたり、グンと強度を高めたりできる部分が
かなりありそうだ。
メーカーさんは、今の仕様で生産ラインを整備している
わけなので、いいからと言ってそりゃホイホイという
わけにはいかない部分もあるのだが
お施主さんにも見かけでなく、きちんとした基礎知識は
持ってもらえるようにしておきたい。
海外の安いハウスなどを入れたりするのではなく
県内で、ほんとにいい物をムダのない適正価格で作って
お施主をなるほどと納得してもらうハウスづくりを
じわじわとやっていこうじゃないか。
ということで今日は
やっとこさ遅れに遅れていた
果樹の関係の原稿を一つやっつけた
よ〜しよ〜し
それから夜はモリと
久しぶりに打ちっぱなしに行った。
明日は、大丈夫か・・・・
3月表紙