2006年10月28日(土)



夕べというか今朝というか
飲み過ぎていた

朝6時にS先生から電話があり
当然わたしは爆睡していたが
休み前は必ずパソコンかTV前で
オールナイトでうだうだしているミエさんが
マナーモードにもかかわらず電話に気づき
起こされた

そうじゃ
確か昨日
酔う前に

S先生と
明日の朝は国分川で
カヌーに乗せちゃおき
6時に出てこい!
よっしゃよっしゃ!

と固い約束をして
いたのだった・・・

約束を後悔しつつ
深酒をさらに後悔しつつ

まだ全然泥酔状態のまま
ミエさんに船着き場(イカダ下りの回収場)
まで運んでもらったら
ちょうど、先生が準備を終えて出航するところ
だった。

このまま乗せてもらっても
これは川に撒き餌をするだけだ・・・
状態のまんま
なんとか船の前に座らせてもらった

先生が竿も準備してくれていたが
体調的にそれどころではなく
のんびり船のゆらゆら水上体験を
楽しませてもらうことにした。

先生の船はバッテリー式のちっちゃな船外機を
装着していて、これはなかなか快適だった。
まったく静かだし、酔っぱらいにも
ちょうど!?のゆったりしたスピード

先生は川の要所要所でルアーを
シュシュッと投げて、百発百中ピッタピッタと
ポイントギリギリのところへおさめて
たぐっていった。
うまく魚がいて、その気であれば
そのまますぐパクッとくるらしい。

親分ちの近くあたりで
早速バシャバシャと魚がはじけた
おっけっこう大きいぞ!
と思ったらかなりでっかいナマズだった

わたしの記憶では
5年生の時に、親友のシマちゃんと
今は改修して無くなったが
ちょうどこのあたりのちょい上にあったテトラで釣っていて
シマちゃんの竿がものすごく引っ張られ
シマちゃんが
『あっ、あせぶい〜!』
と意味不明の言葉を発しながら
釣り上げたのがこのナマズだ。

あの時のは大きく見積もっても25cmもなかったが
当時はまだフナとかチチコウとかハゼ
とかばかりだったので
ナマズのサイズと引きの強さにとてもとても驚いたのだ

シマちゃんは
あまりの興奮に
あせった!とあぶない〜!
とが一緒になって
とにかく
『あせぶい〜!』
と叫んだのだ〜と説明してくれ
二人で大笑いしたのがこのナマズなのだ

手際よくリリースしているS先生に
その話をしようと、そこまで出かかっていたが
言葉が撒き餌になってしまう可能性もあり
おとなしく、とにかく川旅を楽しむこと
にした・・・

葛木橋のところまで上ってそれから
今度はゆっくりと鉄橋のところまで下っていった。

水面はあっちもこっちもボラやコイが
跳ねたりでなかなかにぎやか
鳥もいろんなのがいっぱいて
ルアーに食いつこうとしているのもいた。
先生の講釈を伺っていると
葦や柳などがなんとなくマングローブに見えてきて
なかなかいい感じ。
それから
まさにホームリバー!
という感じがしてくるのと、
両側の堤防の上を車も人も行き交いはするが
川の中はとにかく、きっちりと別世界になっていて
目線も違うし、普段なかなか味わえない感覚
なのであった。

先生はわたしんちあたりに住んでいたら
通勤前にちょいと毎日でも
川で遊んでから仕事にいくがな〜

とニヤニヤしながら言っていた。
こんなに二日酔いで具合が悪くても
気分よくおもろく、これはこういうのもいいなあ
はまったらホントにそんなことになるなあ
と思いながらも、今の時点で
また、はまるものが増えてしまっては
けっしてダメダメ状態なので

わたしもなんとかニヤニヤしながら
またミエさんに船着き場まで
迎えに来てもらって
2時間弱の国分川遊覧を無事終えた。

まったく、S先生どうもどうも
でございました。


それからとりあえず家に帰って
炭焼き・芋掘り・チャンチャン焼き・竹トンボ
イベントの準備に行った。
もうちょい役に立つはずだったが
全然頭も体も動かず
とりあえず竹を何本か切り出したり
しているうちに10時前になり
子どもらもいっぱい集まってきた。
全部で80人くらいとなって
受付もたいへんになっていた。

ハヤサキ青少協会長が挨拶をして
始まった

忠霊塔のところで
オカザキさんが
森の話の紙芝居というか
ポスタープレゼンというかを
準備してくれていて
30分くらい熱演した

高知は林野率はメチャクチャ高いが
豊かな森では決してない!
などいろんな話を

絵や、リンゴなども使って熱演するオカザキ里山会長

子どもらにはちょっと難しかったかも
しれないが、何かはきっと伝わったことだろう


それから炭窯を見たりした後



芋掘りに行った。

ところがここで大チョンボで
芋畑を間違えてしまって
妙に、若衆会の畑にしては
ものすごくきれいに管理されていて
マルチまでしてあって
いつもと違うなあ・・
と思いつつ

園主の方は近所の方とはいえ
快く許してくれて事なきを得たが
まったく申し訳なかった。


草いっぱいの芋畑で芋掘り

芋掘りは子どもらは
けっこう新鮮なのか
特に何の準備もしてなかったが
一心に掘っている子が多かった
やっぱり収穫するというのは
それだけではまる!ものなのだ。

オキも作ってすぐ焼き芋に出来る
ようにしておけばよかったが
今回は焼き芋はやらず

お昼は
魚さばき教室の校長先生とN親分が
チャンチャン焼きを実演

香ばしいいい匂いがしてきて
お腹がへってたまらなかった

魚さばき教室の校長は
なんと竹とんぼ教室の校長も務めてくださり


これがまたおもしろく
はまった子どもとはまった大人は
必死で竹とんぼを作っていた。

ミノウくんのがメチャクチャよく飛んで
一番いい出来だった。

まだまだ竹とんぼづくりは
続いていたが

魚さばき教室組は
そろそろ教室の時間となり
そっちへ回った。
ところが、校長先生は面倒見がいいので
最後まで子どもらに竹とんぼを
作ってあげていた。

魚さばき教室の方は
今回もいろいろどっさり魚が並び
サバ
何とかブリ
スマカツオ
シイラ

わたしはバンドの練習もあったので
また途中抜けとなってしまい
シイラはさばけず残念


農改の練習は
チャイナはだいぶいい感じにあってきた
まだまだグルーブはまだまだで
もっともっと弾き込んでおかないと・・

懸案のジャンピンが
やっぱりしぶけだるさが出んぞ
ということでマサルちゃんのアイデアで
途中から大チェンジしたところ
なかなかはまりグットだった。
よ〜しよ〜し
がんばろうじゃないか


ということで
練習も終わり、夜も更けてきて

つぎは
ライトトラップの時間となった。

ヒゲ先生がすでに御殿山に来てくれていて
ノマッチらが待機してくれていたので
みっちゃんと急いで上っていった。


この前の環境なんとかのプレゼン一等賞で
つけていただいた予算で整備した
おニューのライトトラップの初お披露目となり
なかなか幻想的な灯りが灯っていた

でっかいガ狙いだったのだが
お天気も曇りでそんなに冷えてもなく
いい感じになっていたが
残念ながら集まってきた虫は少なめだったが
それはそれで、そういう結果ということで
それもまたおもしろいじゃないか
という感じでよかった。



ヒゲ先生が、集まったみんなに、簡単に
ライトトラップの話をしてくれた。
いろんな虫の世界、自然写真の世界、旅行や趣味の世界
などなどそのうちどれをとっても
わたしらのように表面だけ触っていても
けっこうおもしろく、好奇心もわくわくするし、
さらにはまればどんどん奥があって
もっともっとおもしろい。

TV画面から離れて
とりあえずは身近なちょっとした体験に
すぎないが

本物の世界は何でもおもろそうじゃないか!
というのが、じわ〜と伝わってくれれば
なとど思ったりもしつつ
夜はどんどん更けていった。

解散してからは
炭窯を囲んで
炭焼き隊・ライトラップのお守隊の
宴会が続き、
どんどんどんどん夜は更けていったのであった・・・