2006年2月10日(金)




本日は水戸でお目覚め
なかなかの快晴


鹿島臨海鉄道というのに
初乗車した。
水戸駅はなかなかビックだが
駅を出るとすぐに田園風景になって
なかなかのんびりした沿線だった。
規模的にもくろしお鉄道といい勝負の感じだった。







一両編成の列車には特産のいろんな野菜が
書かれていた。

大学の時に下宿をしていた
おかあちゃんちのフェリーだった
苫小牧行きの出ている大洗というところも通ったが
あまりにも田舎だったのでびっくりした。

だんだんいろんなハウスが増えてきた。

新鉾田の駅まで
先方の普及所の方が迎えに来てくれていて
案内してもらった。
まず普及所へ行って話を聞いたのだが

さすが管内に、

日本一のピーマン産地と

日本一のメロン産地の

2つの日本一を持つ大産地の普及所で

こちらのお願いしていた内容の取り組みでも
予想以上の進捗状況でよかったのだが
別の件でも、ものすごく進んでいて驚いた。

こちらでも栃木で見た
イチゴのウオーターカーテン方式は
あたり前とのことであった。
炭酸ガスも全員利用が必須。
それから
記帳も全品目、全JA必須どころか
一番進んでいるJAは
事前申告制で、薬散の前にかならず
何月何日に何を何倍で何にかけるかを申告するように
なっていて、トラブルがないことを事前に完全確認する
システムにまでなっているそうだ。
県もどこの機関も問い合わせがあったら
即答せず、4人以上でのチェック体制で
最新完全の適用違反防止策が徹底されていた。

それはメロンのナフサクなどで
スキ込みなどつらい事件がいくつかあったから
生産者も関係者もきちんと危機管理する
のを徹底できたそうだ。


うちらもショウガ、ニラ、メロン、ナス、ユリ、ピーマンなど
いろいろあったのに、未だに記帳すら進まないところもある
のはなぜだろう・・・

やっぱり、陸の孤島と言われているだけあって
消費地や隣接した県がしのぎを削っている他の多くの産地から
比べたらなんとも立ち後れていて
ちょっとため息・・・だった。


それから、見せてもらいたかった現地の方も
案内してもらって、お会いして直接話を伺いたかった
生産者の方とも一時間くらい時間をいただけて
本日もまたなかなかに有意義な一日であった。



お昼過ぎに駅まで送ってもらって
それからまたガタンゴトンと水戸まで帰って
特急のフレッシュひたちで上野まで帰り
なんとか夕方の飛行機に間に合った。

一緒に行ったH氏と
ガツンとした先進事例を
いくつも見てこれて
いろいろとそれぞれの立場で
どうしたらいいのか、何となく
ぼんやりとわかってきたような気もして
何はともあれ、よかったよかったと
無事帰着した。












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