2007年11月20日(火)



本日は朝一便で東京へ


生協関係のみなさんと
全国消費者大会へ

会場についたら
全国からたくさん人が
集まっていた。
高知の青壮年部・農業士の代表の方も来ていた。

講演会もなかなかおもしろかった。

お昼から分科会に分かれて
わたしは食の分科会に参加した。
いろいろ偽装から何から何まで
事件が続いているからか
会場は満員御礼だった。

3人の講師の先生が順に
ちょっとづつ講演をして
それから会場から質問などを書いたのを提出して
その中からコーデイネーターさんが選んで、
パネルデイスカスしていくという流れで
東大の先生と、市民バイテク情報室の先生が
とても素晴らしい講演やらコメントやら
ヒント出しをしてくれて、おもしろかった。

バイオエタノールの話は特に新鮮だった。
ブラジルはさとうきびからエタノールを作っているので
石油1リットルからだいたい7リットルくらいエタノールが
作れていて、エコにつながっている。

ところがア○リカという国は
とうもろこしからエタノールを作っているので
石油1リットルを使ってだいたい1.1とかせいぜい1.5
くらいしかエタノールを作れてないらしい。

つまり、石油会社も儲かりながら
石油をエタノールに変えてつかっているだけ
のようなものらしい。

それで、問題なのは
つまり、今まで、小麦とか大豆とかとうもろこしと輪作で
作っていた本来食料生産されていた土地で
燃料用のとうもろこしだけ単作しているわけで

食料は不足気味になるので
当然とうもろこしだけでなくて、小麦も大麦も大豆も
価格は上がる方に行くわけらしい。

それなら農家はいいのかというと
輪作してバランスとってたものを単作に戻すわけで
せっかく持続型農業の流れができていたものが
また連作問題が出たり、害虫が大発生したり、
環境にやさしくない農業化しているらしい。

それで、なんと
遺伝子組み換え問題がからんでくるらしい。
とうもろこしはエタノールにする効率が悪いので
とにかく収量をたくさん取る必要がある。
しかも食べる物ではないので、あんまり組み換えを
問題視されにくいので、遺伝子組み換えの種子の割合が
どんどん増えているらしい。
しかも、害虫問題の解決も
輪作で生態系考慮に戻すのではなく
害虫抵抗性の遺伝子組み換えで解決!
みたいな方向に行っているらしい。
それで、そういう種子のほとんどが
モン○ント社というところがほとんど独占していて

ようは石油メジャーとその種子屋が儲かっていて
そういう会社が、今の大統領様の支持団体らしい。

ゴアさんの環境プレゼンは有名だが
ブッ○ュは、京都議定書もムシおじさんなので
それが、急にバイオエタノールで環境を守る!
とか言い出して、変わったのか!
と思ったら、実際は全然そうじゃなくて
うま〜く儲かるところが儲かるようなシステムを
やっているだけらしい。

先生も言っていたが
やっぱり、農業が、単純にお金だけの追求産業
で捉えられるとダメになるのよね。

日本もバイオマスニッポンとかやっているが
40億もかけて作った施設で
半分は環境省のヨサンで
産廃を受け入れて、石油で燃やして
アルコールでの回収率は
ほんとに低いらしく、それも
一般に流通しているのではんく
買い取っているだけらしい
・・・

おそまつなのよねえ。
ただでさえ資源のない国
どうせやるなら資源のある国が
更なる儲けのためにやっていることの
猿まねでなくて

資源のない国が
太陽と水と土と人で作り上げることができる
本物の取り組みで循環出来て
ちゃんと持続できることを
仕上げていったらいいのにねえ。

その他にも
自分たちのお仕事に関わる部分も
けっこう多くて、生協の動員で行ったものの
ずいぶんラッキーな会だった。


夜は
新宿で飲み会

お泊まりはなんと
Kプラザホテルだった。
パックツアーはいいねえ。


イルミネーションもなかなかきれいだった。




11月トップへ